幹事クリタのコーカイ日誌2007

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1月24日 ● 将軍様と肖像画。

 タイトルからして北朝鮮関連のネタかと思われた方、残念でした。ドラマの話でしょ、と思われた方、正解です。ちゃんと見てますね。

 そう、何かと話題のドラマ『華麗なる一族』ですが、金をかけて作りこんでいる割には、どこかお粗末で抜けたところがあって、その最たる部分がキムタク演じる万俵鉄平の祖父敬介の肖像画と、その敬介が可愛がっていたという「将軍」という名前の鯉。ともに祖父と鉄平の関係性を示す象徴として、何回もドラマのキーになるところで登場するのですが、これがどちらも「コント?」と思ってしまうようなチープさで、重厚なドラマに気合を入れて見ていた視聴者が「ガクッ」とこけてしまいそうになるのです。

 肖像画は少し老けたキムタクそのものなんですが、何せ安っぽい出来で、あれだけの財閥家なら、有名な画家にもっとちゃんとした絵を描かせるだろうと、どうしても突っ込みを入れたくなります。また鯉の将軍の登場シーンはまるで「ジョーズ」のように大仰なのですが、出てきたらこれまたガクッとくるような「ロボット鯉」。その不自然で鈍重な動きは思わず「なんだそれ!」と突っ込みを入れたくなります。

 もちろん、これが重厚なドラマの中で少し息抜きのためのクスリとさせる計算された笑いなら良いのですが、どう見てもマジ。明らかにおかしな肖像画や鯉(下から鯉の被りモノをした草なぎが出てきそうです)の前でキムタクや北大路欣也が真剣に演技していると、それだけにかえってそのシーンでは「スマスマのコント?」という風にしか見えないのです。もっとも、笑わせようとしていないからこそ笑えるという意味では、実は高度に計算された演出なのかも知れませんが。

 まあキムタクも北大路も力みかえっている割には伝わってこない演技なので、余計にコントになってしまうということもありますが、この2人の演技については予想の範囲内だったので突っ込みどころとまではいきません。ただ北大路の顔の大きさは予想以上にインパクトあります。短足のキムタクならともかく、スタイルの良い仲村トオルと一緒にいると、あまりにも頭身のバランスが違っていて、それもまたギャグみたいです。

 

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