幹事クリタのコーカイ日誌2007

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1月17日 ● 全豪オープンテニス始まる。

 テニスの4大大会の初戦、全豪オープンが日曜日から始まりました。去年から引き続き男子はフェデラーの独走、女子は戦国時代ではありますが、少しずつ変化も現れ始めているようです。

 男子のフェデラーの強さはまさに磐石で、今年はそれがピークに達するのではないかと考えられます。ハードコートの全豪、全米と芝のウィンブルドンでは故障や病気などよほどの体調不良がない限り負ける姿が想像できません。問題は赤土の王者ナダルが待ち受ける全仏だけ。とりあえずこの全豪では危なげなく優勝するのではないかと誰もが予想しています。

 その中で敢えて対抗馬を探せば、やはりナダル、ロディック、ブレーク、ナルバンディアンと実績もあり昨年後半に好調だった選手たちの名を挙げることになりますが、それよりも若手のアンディ・マリー。去年フェデラーに土をつけた数少ない選手の一人です。そして、大穴として期待したいのがサフィン。昨年末のデ杯でロシアのエースとして優勝に貢献した勢いと、乗れば手がつけられない豪打は、さすがのフェデラーも手を焼くに違いありません。それにサフィンの復活はテニスシーンを楽しくします。

 女子は大混戦です。実力的にはエナンが少し抜けていると思うのですが、今回は家庭の事情(?)で欠場。となると、シャラポワとモーレスモの2強ということになりますが、シャラポワは攻め一辺倒なだけに脆さがあり、モーレスモは逆に安定感はあるものの強さに欠けます。

 この2人に対抗するのは ディメンティエバやクズネツォバのロシア勢もいますが、やはり今年限りで引退を表明しているクライシュテルスが一番手でしょう。実力的には2強にひけをとっていませんが、故障が完全に治っているかどうか。2週間の大会を戦い抜くだけの体力と精神力に不安があります。

 もう一人、ヒンギスにも期待したいと思います。昨年のこの全豪では復帰早々にベスト8。その後、昨年は2大会に優勝しトップ10にも返り咲きました。3年のブランク明けにここまでやるとはさすがに天才です。今年はいよいよグランドスラムタイトルを狙ってきていることでしょう。まだ2週間の大会を乗り切るだけの体力が戻ったかどうかは疑問ですが、全豪は過去に3回も優勝している昔から相性が良い大会ですし、勝てるとしたらここだとヒンギスも思っているのではないでしょうか。

 そして男子のサフィン以上の大穴としてセレナ・ウィリアムズ。未だにその潜在的な能力ではエナンやシャラポワ以上だと思いますが、なにせテニスに集中できていないので、どこまで勝ち進めるかはわかりません。それでもウィリアムズ姉妹が戻ってくれば女子テニスはグーンと面白くなるのですから、きっかけをそろそろ掴んで欲しいと思います。


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