幹事クリタのコーカイ日誌2007

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1月9日 ● 大王崎で騙されて。

 連休に志摩半島へ1泊旅行してきました。名古屋から出発しようとしたら勢いよく雪が降り出したので慌てましたが、それも亀山を過ぎたら天気はすっかり回復。風が強く寒かったのは残念ですが、雪よりはマシでした。

 久しぶりに伊勢志摩を訪ねたのですが、昔よりもやはり寂れていた印象は否めません。伊勢神宮こそまだ初詣客でごった返して大渋滞していましたが、それ以外は本当に閑散としていました。伊勢・鳥羽・志摩と言えば、伊勢神宮のみならず昔からの観光ポイントと伊勢エビ・あわび・松坂牛などの高級食材で、かつては名古屋からも大阪からも大勢の観光客を集めた土地でした。バブル期にはリゾート法によってかなり温泉リゾート開発が進んだのですが、それも今となっては「夢の跡」的味わいになってしまっています。まあこういう観光地は伊勢志摩に限らず日本中にあるんですけど。

 今回はパールロードを走って「海の博物館」と大王崎の燈台を見に行くのをメインとして考えていました。大王崎燈台は太平洋に突き出した半島の先にあり、高台から海を見渡すとぐるりと水平線。地球が丸いことが実感できる絶景です。ただ燈台に向かう細い道の両側に並ぶ土産物店は半分以上がシャッターを降ろしていて、空いている店もとても買う気にならないようなパールの加工品が並んでいました。あれではほとんど売り上げはないだろうなぁと悲しい気分になってしまいました。

 燈台までは歩いていくしかないので手前の1回500円の有料駐車場に車を止めました。ここの看板には「燈台まで車では行けません」「燈台の下の砂浜まで徒歩3分」と書いてあったので、じゃあ仕方ないか、それにしても500円は高いぞと思いながら、歩き始めたのですが、2〜3分歩くとまだ駐車場がいくつもあるではありませんか。しかも料金は300円。近くて安い駐車場が他にもあったのです。

 そして燈台はまだまだ先。「徒歩3分」じゃなかったのかぁ、と思いながらようやく燈台に着きましたが、たっぷり10分以上歩かされてしまいました。確かに砂浜までは3分でしたけど、砂浜から燈台まで随分と距離があるのです。

 まあ観光地なんてこんなものだと言ってしまえばそれまでなんで、駐車場に戻ってきても文句を言う気にもなれなかったのですが、もし今後大王崎の燈台に行こうという奇特な人がいたら、絶対に一番手前の駐車場には止めないで先に進むことをお薦めします。


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