幹事クリタのコーカイ日誌2007

[ 前日翌日最新今月 ]


 
1月2日 ● 紅白に抗議って騒ぎ過ぎ。

 紅白歌合戦の「裸ボディスーツ」に252件(紅白終了時点)の抗議がNHKにあったとマスコミで騒いでいるようですが、正直その程度の抗議でどれほどの問題があるというのかわかりません。だって何万もの抗議が殺到した亀田の疑惑の判定とは比べモノにならない数じゃない?単純に日本全国1億2千万人のうち5000万人が見ていたとして、そのうちの250件ですよ。0.0005%?まあ抗議しないだけで不愉快だと感じた人はその100倍、1000倍いたとしても、1%に満たない数です。いくら「少数意見を尊重する」ことが大事だとは言え、これほど大騒ぎするほどの数ではありません。

 そもそも5000万人のうち2500万人は「裸ボディスーツ」を見逃していたと思います。バックダンサーまでじっくり見ているような熱心な視聴者はそんなにたくさんいません。紅白なんてミカン食べたり雑誌読んだりゲームしたりしながら片手間に見る番組であって、家族揃って居ずまい正して鑑賞するような高尚な番組ではないのですから。

 次に残る2500万人のうち1000万人は喜んでいたと思います。だってDJ OZMAですよ。あらかじめ「脱ぐぞ」といろいろなメディアで周到に「根回し」をしていましたし、そんなこと知らなくても「きっと何かハプニングを演出するに違いない」と期待されていたはずです。それも恐らく下ネタ系で。だから「裸ボディスーツ」はすんなり受け入れられていることでしょうし、むしろ最後に何が出てくるかをみんな楽しみにしていたと思います。それが北島三郎だったことに対する賛否というか、受け具合の方が僕には気になります。

 残る1500万人は「ちょっと面白かった〜ちょっとくだらないと思った」の間にいることでしょう。「あらまあ」くらいの反応で、ほっとけばそのまま忘れてしまった程度の印象だと思います。だからわざわざ大晦日の夜更けにNHKに抗議するような暇人の方がおかしいのであって、それをさも大事件の如く面白がって伝えるメディアもズレていると思います。

 もちろん「紅白は注目度が高い」から敢えてささいなことを大事件のように煽ってネタにしたいメディアの考えもわかりますが、これでDJ OZMAのような「猥雑」さが売りのタレントが自粛していってしまって面白くなくなることの方が僕は心配です。「下品でくだらない」そのパワーがあるからこそ彼は支持されているのですから。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。