幹事クリタのコーカイ日誌2006

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12月20日 ● おごられる女になるには。

 AERA最新号で「おごられる女」なんていうぬる〜い特集記事をやっていました。クリスマスシーズンならではのネタで、毎年のように繰り返されているので特に新鮮さはありませんでしたが、ちょっと面白かったのは「年収が高い女ほど高価なものをおごられている」というデータでした。

 つまりもし「年収が高い方がおごる」という経済的に公平な原則が貫かれていたら、貧乏な女性に比べて年収が高い女性はそれほどおごってもらえない、ということになってしまうのに、実際に調査をしたら反対だったということです。

 しかし、これは現実を考えれば当然です。年収が高い女性には、男もそれに応じた食事なりプレゼントをします。良い服を着て舌が肥えている「高嶺の花」系の女とデートするなら、男もそれなりに頑張って高級レストランを予約してブランド品をプレゼントします。じゃなければ満足してもらえないと思うからです。逆に「安い女」だと見られてしまうと「このくらいで良いだろう」とお金をかけてもらえません。デートはそのへんのファミレスかどちらかの家、プレゼントも安物。

 もちろん「おうちクリスマスでチープでも温かいプレゼント」というのが好きならそれは構いません。しかし、どこかに「本当はたまにはリッチでゴージャスなデートがしたい」と思っているのに、我慢しているんだったら、相手の対応をよくよく観察した方が良いと思います。もしかしたらこの男はお金がないんじゃなくて、わたしにお金をかけたくないだけなんじゃないかと。

 女性は決して自分を安く貧乏くさく見せてはいけないのです。謙虚さは美徳ですが、時としてそれは自信のなさにつながります。自分自身の価値を信じることが大事です。僕の周りの「モテない」と思っている女性の大半は、もっと自信をもって男に接すればモテるのになぁと思わせる人が多いのです。

 それに、そもそも年収の高い女は貧乏な男とは付き合わない、そして年収が低い女性は年収の高い男と知り合う機会が少ないから付き合えないということがあります。これはなかなかシビアな問題で「格差社会」が広がりつつある今の日本では、今後ますます顕著になっていくことだと思います。

 格差が広がって「住む世界」が違ってくると、お互いのテリトリーができてしまい、その階層間での交流が少なくなってしまいます。そこへもってきて、先ほどの「自信のない女」は、新しい世界にチャレンジしていかないから、ますます出会いが少なくなり縁遠くなってしまうのです。

 もちろん、「年収の高い男」=「魅力的な男」ではありません。ただ「学歴が高い男」はイコール「頭の良い男」ではないけれど、頭が良い可能性が高い男であるように、年収の高い男は、それだけバイタリティにあふれて魅力的である可能性が高い男ではあると思います。それに「甲斐性なし」でも魅力的な男というのはヒモになりますから要注意です。

 結論。おごってもらえるような「良い女」を目指すのなら、まず自分に自信をもって積極的に男を振り回すべし。たとえ年収が低くても貧乏くさくならない。優しい振りした弱気な態度は相手をつけ上がらせるだけで都合の良い女にしかなれません。ましてや自分の殻に引きこもっていては、ますます悪循環です。クリスマスにどれだけお金をかけてもらえたかで、自分の扱われ方をチェックしてみてはいかがでしょうか。


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