幹事クリタのコーカイ日誌2006

[ 前日翌日最新今月 ]


 
12月19日 ● 桑田真澄の挑戦。

 巨人をやめた桑田真澄投手がピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約をするようです。レッドソックスが松坂、岡島に続き名乗りを挙げてくれていたのに、それを蹴ってより契約金額が安いパイレーツを選んだあたりが桑田らしいと思いました。

 日本でももはや通用しないと思われる桑田に対して、結構な額を積んだレッドソックスは、恐らく松坂の相手役、相談役として桑田を欲しかったのではないかと想像します。ポスティングと年俸で合計120億円も松坂にレッドソックスは払うことになるわけですから、失敗するわけにはいきません。そこで松坂をケアするために万全を期しての岡島獲得であり、桑田獲得だろうと思います。

 ただ、このレッドソックスの気遣いはむしろ必要なかったと思います。岡島、桑田に失礼なだけではなく、松坂にもありがた迷惑でしょう。彼は敢えて日本人選手がいない、また日本人が少ないと思われるチームを希望していたそうです。アメリカまでいって日本人と馴れ合いたくなかったのでしょうし、厳しい環境に身を置いてこそ自分のレベルアップになると考えたのだと思います。

 桑田にしても同じです。彼はもはや野球選手としては完全にピークを過ぎています。復活することは難しいでしょう。それでも「修行」のためにと、条件の良いレッドソックスではなく、尊敬するロベルト・クレメンテ選手が在籍していたというパイレーツを選んだのです。

 桑田の奮闘が来季のメジャーリーグをさらに面白くすることでしょう。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。