幹事クリタのコーカイ日誌2006

[ 前日翌日最新今月 ]


 
12月8日 ● いつか股割りができる日まで。

 僕はカラダが固いです。小学生の頃から全然柔軟性がなく、器械体操は苦手でも嫌いでもなかったのですが、それだけでかなり苦労をしました。単純な前転や後転をするにも、うまくカラダを丸くできないので、棒倒しのような前転になってしまうのです。

 体力テストの「立位体前屈」はいつも膝を一瞬曲げてごまかしていました。まともにやったら決して指先が地面につかないマイナス10センチくらいなのですが、膝を瞬間的に曲げることで何とか人並みの数字をマーク。ただごまかしができない「伏臥上体反らし」はどうしようもなかったですけどね。

 高校時代は柔道部で、当然のことながら毎日ぐいぐいと柔軟体操をさせられていたので、その頃が生涯で一番カラダが柔らかかったと思います。部活を引退した途端にまたカラダはカチコチになってしまい、40才を超えた今では周りが驚くやら笑うやらというレベル。なにせ90度以上カラダが前に曲がらないのですから。体操選手やフィギュアスケートの選手の柔軟さは驚異的です。相撲取りの股割りなんて絶対にできるようになるとは思えません。

 という話を会社の後輩でダンス教師をしている「Y田T郎」(有名フォークソング歌手と同姓同名)くんに話したところ、「いや、クリタさん、誰でも毎日きちんとストレッチをしたら柔らかくなれます」と言われました。彼によると「痛い」と本気で思うくらいまで曲げた状態を30秒間維持するんだそうです。それを毎日続ければ確実に柔らかくなるそうです。

 そんなものか、と思って、試しにやってみたら、これがなかなか苦行でした。自分で曲げて「痛い」というところでも30秒我慢するのは相当な精神力を必要とします。まして人に上に乗ってもらって「イタイイタイ、イターイ!」と叫びながらの30秒間は拷問のようです。何でもしますから勘弁してください、と泣きたくなります。

 かつてハワイから角界に入門した高見山は股割りをやらされて涙を流し部屋から飛び出したそうですが、確かにカラダの固い人間にとって、あんなことをやらされたら「壊れる」と思ってしまいます。どこかの筋が切れて二度と動けなくなるんじゃないかと感じるくらいですから。

 それでも僕はもう1週間くらい毎晩お風呂の中でストレッチを続けています。とりあえず「痛い」と感じるところまで曲げて、必死で30数えています。お陰ではじめた頃よりも少しだけ曲がるようになってきました。このまま1年くらい続けていれば、憧れの「ぺた」と曲がるコンニャク人間になれるかも知れません。頑張れ、自分。いつか股割りができるようになる日まで。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。