幹事クリタのコーカイ日誌2006

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11月15日 ● 頑張れ、舛名大!

 大相撲九州場所が始まっています。白鵬が休場しているために、昇進などの話題に乏しく注目もあまりされていませんが、強いて言えば、大相撲史上ワースト記録の10度目のカド番になっている地元魁皇の引退をかけた相撲ぶりが一番の注目でしょうか。

 その魁皇を含めて今場所は横綱・大関陣が好調で3日目を終わった時点で栃東が1敗しただけ。安定した戦いぶりをそれぞれが見せています。朝青龍がどことなく危なっかしい取り口ですが、彼の場合は場所後半に向けて調子を上げてくるタイプだけに、中日以降はきっとしゃんとした相撲を取ることでしょう。

 打倒朝青龍を目指す上位陣の中でも僕が特に期待しているのが琴欧州です。1年前は朝青龍と並ぶ存在になるかと思っていたほど勢いがあったのに、足を故障して以来ずっと精彩を欠いた土俵ぶりでした。しかしその故障もようやく回復してきたのでしょう。かつての力強い相撲が戻ってきています。故障している間に白鵬がどんどん存在感を増してきていただけに、白鵬が休場している今場所こそ、再び差をつけるチャンスだと考えているのかも。お互いに刺激を受けて伸びてきた白鵬と琴欧州の横綱争いも来年の楽しみです。

 個人的には今場所新弟子検査に合格して前相撲を取っている舛名大にも注目しています。名古屋大学工学部に在籍している田中周一くんが、国立大出身としては3人目の角界入りをし、そのしこ名が「舛名大」。大学名がそのまましこ名になるというのも面白いですが、なにせ旧帝大を卒業して相撲取りになるなど前代未聞ですから「偏差値最高力士」として注目されるのも無理はありません。

 ただ名大相撲部には実は旧帝大唯一の学生横綱・稲垣登を輩出したという実績もあります。もちろんそれは大正時代の話であり、名大相撲部自体は一度なくなってから2000年に復興されたわけですが、それにしてもかつての強かった頃のDNAが今に甦って受け継がれたのだと思います。

 残念ながら昨日の前相撲では舛名大は負けてしまいましたが、189cm110kgとカラダも恵まれているだけに出世の可能性は十分あると思います。横綱大関などと贅沢は言いませんが、関取になってくれれば本当に快挙だと思うので頑張ってもらいたいものです。


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