幹事クリタのコーカイ日誌2006

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11月12日 ● 「モテ」と「非モテ」の狭間で。

 最近ネットではやたらと「非モテ」という言葉を見かけるようになりました。単純にモテない男性のことを言うのかと思ったら、そこからどんどん発展していろいろな考察が行われているらしいのですが、関連サイトを読んでも僕にはあまりピンときません。「非モテ」は「モテ」の対義語ではない、と言われてもねぇ。ちょっと無理してない?と思っちゃうから。

 かく言う僕自身、決して「モテ」る男ではありません。何もしなくても女性が寄ってくるような二枚目ではないですし、女性の心を思いどおりできるような達人でもありません。しかしだからと言って女性と恋愛なんて縁遠いというようなタイプでもないですし、むしろお喋りなので女性の扱いは得意な方だろうと周りから見られているくらいです。喋っているだけでモテているわけではないんですけどね。

 結局「モテ」でも「非モテ」でもない中途半端な「そこそこ」なわけで、これはまあ言ってみれば僕の生き方そのもの、人生そのもののような気がします。子どもの頃からそれなりに成績が良くて周りから「頭が良いね」などと言われてきましたが、それは狭い枠の中のこと。大人になってみればもっと頭の良い人はいくらでもいて、そういう人からしたら所詮五十歩百歩のレベルです。

 「広告代理店だからお金持ちよね」と言われることもありますが、これとて勤め人としては「そこそこ」であって、開業医や弁護士や企業経営者や、そういう人たちから見たら所詮はサラリーマンレベル。「LEON」に載っている10万円の靴や100万円の時計や1000万円のクルマが買える身分ではありません。

 テニス歴が長いですからテニスは上手か、と言われると、これも「そこそこ」。テニスコーチ100人と試合したら多分80人には負けます。僕はゴルフはやりませんが、ゴルフに喩えればせいぜいハンデ10を切れるかどうかというところでしょう。プロにはもちろんトップアマチュアにもなれません。あくまでも「素人レベルではそこそこ」程度です。

 せめて何かひとつ「そこそこ」じゃない部分があると良いなぁ、と思うことはあるんですが、結局器用貧乏というか、何でも上手にこなすけれども性格的に突きつめられないタイプだから、人に抜きん出るということがありません。

 こんな自分の「そこそこ」人生は大したもんじゃないなと思うのですが、それでもいろんな面で全部「そこそこ」なのはバランスが取れていて悪くないかもとも思うし、そう思って満足してしまうところがまた「そこそこ」止まりなんでしょう。ただまあ少なくとも「非モテ」であるよりは「そこそこモテ」の方が良いとは思っていますけどね。それにあんまり「モテ」だと大変そうだし。少し負け惜しみ風味ですが。


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