幹事クリタのコーカイ日誌2006

[ 前日翌日最新今月 ]


 
11月5日 ● 病み上がりは老人と同じ。

 風邪をまだ引きずっている状態なのですが、昨日は毎年参加している男子ダブルスの大会に参加してきました。今回のK平くんとは初めてのペア。僕よりも18才くらい年下ですが、とにかくテクニックもパワーもスピードもある上級者。まあ病み上がりの僕とでは「老人介護」のようなペアをお願いした感じで、よく引き受けてくれたものだと感謝しています。端から見れば「K平マン」という強力ロボを連れてきたマッドな博士みたいなものでしょう。

 今回参加した大会は以前はレベルも手頃で気持ちよくテニスできていたのですが、賞品が豪華なことから毎年人気が上がってきて、今では募集をかける前から参加したいという常連の予約で枠が埋まってしまうほどです。かくいう常連の僕も8月からずっと注意をしていて、4組分の枠をとりあえず確保しておいてもらったほどです。

 人気があるということはレベルも高いということで、そのあたりのコーチや体育会出身の若者がたくさん出てきます。オジサンテニスにはとっても辛いのですが、そこは頼りになるK平マンを連れているので、おんぶに抱っこ状態で何とか戦ってきました。

 予選リーグ戦では2試合は全く楽勝だったのですが、1試合だけコロッと負けてしまいました。そのペアとは以前対抗戦で当たって逆転勝ちしたことがあります。とにかく乗せると怖いペアなので、わざと緩いボールを打って調子を狂わせて勝ったのですが、今回はK平マンもいるので速いペースでのラリー戦になってしまい、調子を合わされてしまって完敗でした。スピード勝負になるとオジサンがひとりでオタオタしてしまいますから、やはりペースをわざと落として勝負すれば良かったな〜と反省です。

 2位で通過したので順位別トーナメントでは優勝だぁと張り切っていたら、他のブロックでも優勝候補の強豪が取りこぼして2位に何組も回ってきてしまいました。強いとわかっているペアが他に3組もいたので、当たりたくないなぁと願っていたら、ドローでその3組が潰し合うことになり、マッド博士の呪いは完璧。僕はK平マンの力で楽々決勝まで進出してしまいました。

 決勝戦の相手は以前にもひるがのの大会の準決勝で当たり負けたペア。びっくりするようなボールを打ってくるわけではないのですが、とにかく手堅くてポイントは取れるけどゲームを取らせてくれないしっかりしたテニスをしてきます。しかし今回はK平マンですし、彼ならその壁をぶち破ってくれるかと期待をしていたのですが、そうは問屋が卸しませんでした。

 彼らは上手に病み上がりの老人を攻めてきつつ、それをカバーしようと動き回るK平マンの逆を取ってミスを誘います。さすがのK平マンもこうなると辛い。僕のサービスダウンであっさりやられてしまいました。体調が万全でもう少し機敏に動けていたら何とかなったかもとは思うのですが、やはりいつもの8割くらいの体調ではダメダメでした。K平マンには悪いことをしました。

 今回は病み上がりで動きに切れがないのは自分でも自覚していましたが、これから年齢を重ねるごとにどんどん今回同様にカラダは動かなくなってくることでしょう。今からそれを見越して、もっと自分が動かなくても相手をコントロールするようなテニスを作り上げていかなければならないと感じました。50代で20代の若造をコロリと負かすようなオヤジテニスを目指さなければ。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。