我が家は引っ越した時からＮＴＴのフレッツ光を申し込んでいるので電話もＩＰ電話です。これまでの固定電話の番号はそのままで、基本料金は約３分の１、通話料も全国均一料金。ネットももちろん光になりますし、新しいマンションなので、ここで契約するといろいろ特典もついてくることもあって、長澤まさみ（ＮＴＴ西日本のフレッツ光キャラクター）に薦められるまでもなく、さっさと申し込んでしまいました。

　ところが２３日から家に電話してもどうもつながらない。おかしいなと思っていたら、ＮＴＴ西日本のＩＰ電話障害のニュース。ちょっと前にＮＴＴ東日本で同じような事故があったばかりだったので「こっちにもやっぱりきたか」とは思いましたが、まさかそのまま３日もつながらないとは思いませんでした。

　幸い僕への電話はまず家にではなく携帯にかかってくるので、個人的にはそれほど困ることもなかったのですが、それはかかってきていないからわからないだけで、本当は何か重要な連絡が来ていないということも考えられます。僕ですらそうなのですから、法人契約しているところなんか仕事にならずに大変でしょう。いくらメールがある、携帯があるとは言え、やはり電話なしでは普通のオフィスは業務が回っていきません。

　ＮＴＴ西日本はつながらなかった時間に応じて日割りで料金を返すとか言っているようですが、そもそもが割安の基本料金を２〜３日分返してもらったところで数十円。何にもなりません。それよりも見えない被害に対する損害賠償をしてほしい気分でしょう。まあ我が家は本当に被害なんて大したことないですから良いんですけど。

　今回のようなことが起こっても、抜本的な解決策は見つからないようですし、このままではＩＰ電話の信頼性はいつまでたっても回復することはないでしょう。新規契約どころか解約すら出ていることでしょうから、ＩＰ電話の普及にはまだまだ時間がかかると思います。そうこうしているうちに電話は携帯だけで十分ということになってしまうかも知れません。