幹事クリタのコーカイ日誌2006

[ 前日翌日最新今月 ]


 
10月26日 ● 息子が新聞に載る。

 昨日の朝日新聞に「全日本合唱コンクール」の紹介記事が掲載されました。NHK全国学校音楽コンクールとともに2大コンクールと呼ばれる大会ですが、実はうちの息子が所属している高校合唱部もこれに出場することになっていて、しかも昨日の朝日新聞で大きく紹介されてしまい、あろうことか練習中の写真にまで写っていたのです。

 中学から一般まで129団体も参加するコンクールで、たった4団体しか紹介するスペースがないのに、そこに選ばれたのは、多分わずか創部4年目で初出場を果たしたという経歴からでしょう。スポーツにおける採点競技(フィギュアスケートとかシンクロとか)と同様に、合唱というのも「顔」がモノをいう世界のようで、なかなか常連校の壁を打ち破るのは容易ではありません。その高い壁を4年目で乗り越えてきたことが記者から注目されたのだと思います。言わば野球部創部4年目で甲子園出場を果たしたのと同じことですからね。

 とにかく指導してくださる先生の熱意には本当に頭が下がります。高校生になってから合唱を始めた生徒ばかりなのに、毎日夜遅くまで、土日も夏休みもほとんど休みなしで練習に次ぐ練習で鍛え上げ、各地に遠征にも出かけるし、有名校の指導者を招いてのレッスンも頻繁にあります。合唱だけではなく礼儀作法まで注意をしてくれて、そういう徹底したスパルタ指導が今回実を結んだのです。

 もちろん、それだけ練習していますから、息子は勉強なんて全くやっていません。毎日帰ってくるなり「疲れた〜」と言って風呂にも入らずに眠りこけています。定期試験の間ですら一夜漬けしていくだけですから、成績が上がるはずもありません。このままではどこかの私立大にようやく潜り込めるか、という程度なので頭が痛いです。

 でも勉強も大事ですが、思いっきり高校の部活動ができるのも今だけの貴重な経験ですから、辞めろという気もありません。コンビニの前でたむろしている高校生や、部屋で引きこもりになっている高校生に比べれば、成績が悪いくらいは親としては我慢しなくてはいけないのかも。まあ部活を成績が悪い免罪符にしているだけなのはわかっていますけどね。

 いよいよ今週土曜日にコンクールが大宮で開催されます。うちの妻も含めて合唱部の母親たちもみんなで応援に大宮まで遠征するそうです(ついでに東京で遊んでくるのが目的らしいですが)。僕は行けませんが、精一杯歌って良い思い出を作ってきてくれたら良いなと願っています。 


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。