幹事クリタのコーカイ日誌2006

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10月18日 ● 小久保よ、ホークスに帰れ。

 巨人の小久保がFAを宣言しました。ナベツネは「巨人だって獲得する権利はある」みたいなことを言っていますが笑止です。小久保が巨人に残るつもりならこんな騒動にはならないでしょう。恐らく小久保の気持ちはソフトバンクホークス一直線だと思います。いや、そう思いたいです。

 そもそも2003年秋に日本一に輝いた福岡ダイエーホークスから巨人に小久保が無償トレードされたことが変でした。謎のトレードで、どうしてホークスは主砲をむざむざと巨人に渡さなければならなかったのか、全く理解できませんでした。小久保が当時の球団フロントに不信感を抱いていたからだ、とよくわからない説明がされていましたが、だったらどうして無償なのか、その理由がわかりません。また小久保がホークスというチームを嫌がっていたようにもとても思えませんでした。

 丸儲けをした巨人と球団を潰しそうとしたダイエーの親会社同士の話し合いで、何らかの裏取引があったことは間違いないし、それが恐らくナベツネが当時目論んでいた1リーグ制への動きであったことも容易に想像できます。しかし、結局ナベツネの構想は崩れ去り、ホークスはダイエーから売り飛ばされ、王監督以下現場がそのツケを払わされることにしかなりませんでした。

 ホークスは小久保トレード後の翌2004年から3年連続でプレーオフ敗退の憂き目にあってしまったのです。プレーオフで負けるたびに主砲の松中がブレーキになったと責められますが、もし小久保がいたら松中の負担も半分になるし、そうなっていたらこんなことにはならなかったはず。また小久保自身もホークス在籍中ほどの活躍は結局巨人ではできず、挙げ句に故障をしてしまいました。まずいトレードの典型例です。

 逆指名して入団したホークスから巨人にトレードされたのが、本当に小久保の意思だったのか、それともそう言わされたのかは今となってはわかりませんが、小久保にとってもホークスにとってもマイナスでしかなかったこの3年間を取り戻すためにも、今回FAで小久保はホークスに戻って福岡のファンのために頑張るべきだと思います。何よりファンあってのプロ野球です。

 井口も城島も出ていったホークスに、せめて小久保が戻っていって、福岡のファンと王監督を喜ばせてやって欲しいと願います。


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