幹事クリタのコーカイ日誌2006

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10月12日 ● 名古屋と札幌と福岡。

 パ・リーグのプレーオフもいきなり大詰めです。札幌日本ハムファイターズが福岡ソフトバンクホークスに先勝し1勝のアドバンテージを生かして王手をかけました。もっとも、ホークスもこれから斉藤、和田を投入して盛り返してくることでしょうから、予断は許しませんが、それでも4月から始まった「新庄劇場」は、どうやらこのまま最終ステージまで持ち込まれそうな気配です。

 今年はどちらのチームが日本シリーズに出てきても、シリーズは地方都市での対戦となります。こういう時は地元は大いに盛り上がるのですが、東京のマスコミは実に冷淡です。一昨日の中日優勝決定試合となった東京ドームでの巨人戦も、名古屋の中京テレビは中継を熱望したのですが、キー局である日本テレビが頑として首を縦に振らなかったそうです。明石家さんまの特番があったからでしょうが、少なくとも名古屋では今さらさんまよりもドラゴンズの方がはるかに関心も高く視聴率も取れます。結局NHKのBS1で完全中継したために多くのファンはそれで楽しんだことでしょうが、やはり地上波で流さなかったのは日本テレビの失策でしょう。どうせさんまの特番なんか録画なんですから、名古屋地区だけでも切り替えて野球を中継し、中日のビールかけの後にでもさんまは放送しておけば良かったのです。

 日本シリーズも名古屋vs札幌(福岡)になりますから、きっと東京キー局の扱いは小さなものになると思います。しかし、日本のプロ野球もようやくフランチャイズ制に目覚め、関東と関西の二極集中状態を脱してきた(ホークスは大阪から福岡へ、ファイターズは東京から札幌へ移ったことを忘れてはいけません)からこそ、こういう地方都市同士のシリーズになるわけで、いつまでも東京に集中しているテレビ業界の方がおかしいと考えるべきなのです。

 「東京目線」から脱却できないから「巨人が弱いとプロ野球は面白くない」なんて時代錯誤のたわ言を繰り返す輩がいるわけで、本来は高校野球のように各地から代表が出てきてそれぞれの地元を背負って戦う方が面白いし盛り上がるに決まっているのです。最近は「全国区」のように見える阪神だって、大阪というローカル文化を背負っているからこその人気です。大阪エッセンスを阪神から除いたら何にも残りません。

 そういう意味では、全国に球団が散らばっているパ・リーグに比べて、関東に3チームが固まっているセ・リーグはもっと改善の余地があります。特に東京に2チームは必要ありません。この際、ヤクルトを東京に残して巨人は四国にでも移ったらどうでしょう?プロ野球のさらなる発展のためには、人気球団巨人が動くのが一番です。


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