幹事クリタのコーカイ日誌2006

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10月1日 ● 前世はちょいわるオヤジな新妻。

 先日Mっちゃんと一緒に女性3人と飲みに行きました。そういうことになった経緯は省略しますが、こちら側の(というか僕の)目的は、最近とんと枯れてしまってかつての元気がないMっちゃんに再点火してもらい、また楽しいネタを「コーカイ日誌」に提供してもらおうと言うことです。向こう側の狙いは恐らく「何か面白いことないかな」程度だと思いますが、それでも40代半ばの人妻と32才のバツイチと新妻の3人は、かつてのMっちゃんなら「ストライク!」なはずです。

 最初は静かな立ち上がりでした。しかし、最近Mっちゃんが嵌っているスピリチュアル系の話題から「自分の前世はなんだったと思う?」という質問をしたところ、新妻が「わたしは遊び人の男だった」と言ったあたりから会のノリが変わりました。

 新妻Tさんは、一見すればごく普通の可愛らしい女性なのですが、彼女の恋愛観は女性とは思えないほど「オヤジ濃度」の高いものでした。好みの異性はとにかくルックスが良い年下。体育会系爽やか青年でカラダがしっかりとしたナイスバディが良いとのこと。付き合うのに恋愛感情は必要なく、見た目が自分の好みであれば即座に「落とす」。1回きりの関係でもOK、と言うよりも、むしろその方が面倒もなく後腐れもないので良いというのです。若い女の子をつまみ食いするオヤジと同じ思考方法です。

 連絡先は携帯電話しか教えず、家は三重県なのに名古屋駅までしか送らせないで「家バレ」しないように気をつけているし、もちろん会社など個人が特定できるような情報も教えずバレないようにしているとか。1回してどんどん関係を解消していくので、過去にどれだけの男と関係があったかは忘れてしまって全くわからないそうです。もちろん、同時並行で何人もいて、それを気づかせないように上手に転がすのだとか。別れる時も揉めたら怖いので、最後まで会っている時は良い顔をしておいて、いきなり連絡を絶ってしまうのだとか。このあたりのやり方がまたオヤジです。

 もちろん年下相手ですから、美味しい食事をご馳走になったりプレゼントを貰ったりするような経済的メリットはなく「やらせてくれれば満足」だというのです。立派なオヤジです。

 しかも自分はそうやって浮気しまくることに一切負い目も罪悪感も感じていないのに、相手が浮気するのは許せない、それがわかったら即座に別れるんだとか。実に身勝手なオヤジの論理です。10代の頃からそういう異性関係を始めて、最近結婚しても身辺整理をしなかったというのも凄いですし、ダンナさんはそういうTさんに対して全く疑いを感じておらず、あまつさえ自分が最初の男だと言われて信じているんだとか。実におめでたい素晴らしいダンナさんです。

 以前には女友達とスキーに行って、そこで10代の男の子を気に入って篭絡し、いざ事に及ぼうとしたら相手のお姉さんが乗り込んできて「うちの弟になにするの!」と詰め寄られて逃げ帰ってきたとか。家族旅行でスキーに来るような子どもに手を出すなんて淫行条例に引っかかりそうです。

 これが30代や40代の遊び人オヤジの武勇伝なら素直に「しょーもないオヤジだな〜」と聞き流すのですが、新妻なんだからびっくりしてしまいます。本当に前世は「ちょいわるオヤジ」だったのかも知れません。

 さすがのMっちゃんも過去の自分を彷彿とさせるような派手なTさんの活動ぶりに度肝を抜かれてしまったようで、「面白い子だなぁ」と感心するばかり。自分の体験談(携帯メールを打ちすぎて親指がつりそうになったとか)を話しては「同じじゃない?」などと同志のような会話になってしまっていました。

 「女版Mっちゃん」のTさんの武勇伝はまだまだ掘ればいくらでも出てきそうですが、なかなか忙しい人で次に会えるメドが立ちません。こんなユニークな女性はなかなかいないし、それをあっけらかんと話せるキャラクターも貴重です。「Mっちゃんコレクション」に続く「Tさんコレクション」を作りたいところですが、ちょっと無理そうで残念です。


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