幹事クリタのコーカイ日誌2006

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9月25日 ● 実りが少なかった秋場所。

 大相撲秋場所は朝青龍の18回目の優勝で幕を閉じました。貴乃花の22回優勝にあと4回と迫り、5人目の20回優勝まであと少し。朝青龍が着々と大横綱への道を歩んでいます。とは言え、その朝青龍の相撲もいまひとつ切れもなく力強さにも欠けたのは事実。それでも14日目に優勝を決められたのは、後を追う力士があまりにも不甲斐ないからです。

 特に綱取りを目指した白鵬は前半から取りこぼしが目立ち、最後は怪我の影響もあって連敗、8勝7敗に終わってしまいました。拙速で横綱に昇進させなくて良かったと思います。まだ若いのですからイチから出直しで良いのですが、一人横綱が続く朝青龍が一番ガックリきていることでしょう。

 また大関復帰を目指していた雅山も9勝6敗に終わりました。せめて10勝を挙げておけば来場所へ期待は続いたのですが、こちらもまた出直し。大関陣も10番がやっとで、特に琴欧州は大関に昇進した頃の勢いが全く感じられない精彩を欠いた土俵がここ数場所続いていて、何とも寂しい限りです。また魁皇はまたも来場所は進退をかけた場所になりますが、さすがにそろそろ辛いかも。見納めになりそうな予感がします。

 今場所の唯一と言っていい収穫は稀勢の里が殊勲賞を獲得する活躍をみせたこと。初日に白鵬を破って綱取りの出鼻を挫き、朝青龍にも快勝。モンゴル勢と欧州勢ばかりが活躍する中、唯一若手日本人力士として上位で活躍した稀勢の里は期待の星です。外国人力士の出世争いにぜひ割って入って欲しいものです。


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