幹事クリタのコーカイ日誌2006 |
9月23日 ● イラストレーターのパーティ。 久しぶりにパーティに出かけてきました。と言ってもセレブが集うような華やかなものではなかったのですが、「イラストレーション・フェスティバル名古屋」というイベントのオープニングパーティで、名古屋のイラストレーターが100人以上、さらにデザイナーなどの広告制作関係者も参集して総勢200人を超えていたと思います。リッチではないですが大盛況という様相でした。 僕はあまり業界関係者が集まる場所に行くのは好きではないのですが、仕事の絡みもあって今回は参加してきました。イラストレーターにはこれまでにもいろいろ仕事をお願いしてきましたが、直接会って話をすることは滅多になかったので、たとえ名前(もしくは絵)は知っていても顔を知らない人ばかりでした。 顔見知りのデザイナーを見つけてはその人から紹介してもらって、随分たくさんのイラストレーターと名刺を交換して話をしました。皆さん、愛想良く話をしてくれて人見知り(?)の僕としては大いに助かりました。本来イラストレーターという人種はあまり社交的ではない人が多いと思うのですが、さすがに仕事のためとなると頑張ります。 ただ残念ながら最近の広告制作の世界では、イラストの重要性は以前よりも下がってきていることも事実です。イラストで文化を引っ張る、かつての横尾忠則のような存在がいなくなり、どんなイラストを描こうが、どこかに先人の匂いがして「新しさ」を感じさせてくれないのです。常に新しいクリエーティブに貪欲な気鋭のデザイナーほど、そういう昔ながらのイラストを避けているように感じます。 結局、達者で使いやすいイラストレーターが重宝がられるだけで、広告のキービジュアルになるような骨太なイラストは見かけなくなりました。僕が最近のイラストレーターと交流が薄くなっているのも無理はありません。 この現状を打破するには、単にイラストレーターが営業に出かけていけば良いと言うことではなく、やはり誰もがぶっ飛ぶような斬新なイラストを描くしかないのです。雑誌やパンフレットののカットに使われるような無難なイラストばかりでは面白くありません。若いイラストレーターに期待しています。 |
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