昨晩の中日vs阪神戦をナゴヤドームに見に行ってきました。本当は中日ファンの息子と行く予定でしたが、部活が忙しくてサボれないというので、急遽阪神ファンのＹ田さんを誘っての観戦です。

　プロ野球ファンならずともご存知のように、中日は首位を独走していますが、ここのところ阪神が猛追していて、一時期は９ゲームあったゲーム差がこの首位決戦前までに４ゲームまで詰まってきています。もし３連戦３連敗なんてことになったら、ゲーム差は１。いくらマジックが点灯しているとは言え、これはうかうかしていられません。

　こんなことになったのも、ここのところ３連敗しているエース川上憲伸の失速が原因です。昨年も前半は良かったのに後半ボロボロになって阪神に優勝を許してしまっただけに、２年連続でそんなことは許されません。昨晩の初戦に先発した川上にとっても心中かなり期するものがあったのでしょう。

　試合で初回に中日が相手のミスに乗じて２点を先制しました。それでも川上は気を緩めることなく気合いの入ったピッチングを繰り広げています。特にここのところ好調の金本には見事な攻めの投球で完璧に封じ込めました。昨晩の川上はコントロールが抜群で、特にアウトローへの制球はまさにピッチングのお手本。あれならまず連打を浴びることは考えられません。打線も川上の好投に応えて追加点を挙げていき、結局は中日が快勝。阪神ファンのＹ田さんには気の毒でしたが、溜飲を下げて帰ってきました。

　この勝利で中日はかなり楽になりました。好調の阪神相手だけに３連戦を３連敗しなければＯＫと思っていたのに、初戦を取れたことで逆に３タテさえ見えてきました。なにせナゴヤドームでの阪神の弱さは折り紙付きです。第２戦の阪神の先発は後半戦のエースとなっている福原ですが、これを打ち崩してしまえば、完全に阪神は終戦です。一気に引導を渡してしまいましょう。