幹事クリタのコーカイ日誌2006

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9月8日 ● 若さに負けない価値。

 最近40才オーバーの独身女性と話すと、決まって「結婚相手になるような年下の男性を紹介して」と言われます。「別に年にはこだわらないから30代前半でもOK」だそうです。もう何人もの女性に言われてしまいましたが、そう言われるたびにこちらは溜息をつくしかありません。

 本人たちは、今までずっと「わたしは年下はダメなの」なんて散々言ってきたわけですが、気づくと周りに年上の独身男性なんておらず、いてもどうしようもない売れ残りのオッサンばかりでとてもときめかない。ふと見れば年下と言っても30代前半の男盛りがごろごろいるわけで、どうせ結婚するならこっちの方がいいかな、と急に主旨替えをしたというわけです。黒木瞳が岡田准一と付き合った映画もあったしね、なんて。

 しかし、黒木瞳ならいざ知らず、一般人の40ウン才の女性を相手にする30才男性なんて、大抵ホストかヒモです。金目当てでなければそんな一回り以上も年上の女性と付き合う必要はありません。一般の30才男性は25才女性と普通に付き合えるのに、そのお母さんのような年齢の女性をわざわざチョイスするはずがないのです。

 なのに40ウン才女性は「わたしは年下でも気にしないわ」という態度なのです。あんたが気にせんでも向こうは気にするちゅーの!と突っ込みたくなります。上から目線でモノを言える立場かどうか考えて欲しいものです。そんな態度の女性を紹介したら、紹介した男性からこちらが恨まれてしまいます。

 異性と付き合う時に見返りのない無償の愛を期待していはいけません。そんなものは親から子への愛情でしかあり得ないものです。異性と付き合うためにはお互いにどんな価値を相手に提供できるかが勝負です。女性なら「若さ」でも「美貌」でも「気配り」でも「料理上手」でも「聞き上手」でも「床上手」でも構いません。提供できる価値が大きいほど、そして相手のニーズに合致しているほど、男性に対して優位に立てるわけです。

 逆に言えば、何の価値も提供しないで偉そうに「年下でもよくってよ」なんて言っていても始まらないのです。武器も持たずに戦場に臨むようなもので、最初から勝ち目はありません。なにも「若さ」や「美貌」だけが武器ではないのです。年上なら年上なりの「さすが」と思わせるような魅力的な価値を男性に提供してみせれば、年下男性の中にも「年上でもいいな」と思う人はいるはずです。僕の周りの40代独身女性は魅力的な人が多いのですが、どうもそのあたりのことがわかっていないように感じます。男性に提供できる貴女の価値はなんですか、ということが。

 もっとも「若さ」しか武器を持っていなかったのに、その若さを浪費してきてしまった女性にとっては、今さらあーだこーだ言われてももう手遅れですけどね。若さなんて一瞬しか持たない短い命なんですから。そんなものにいつまでも頼っていちゃダメですよ。

 ただ、唯一ずっと若さを武器にできる戦略があります。それは常にはるか年上の男性をターゲットにし続けることです。40才でも相手が64才ならふた回り年下ですから「若さ」が武器になります。年上の女性らしく振る舞うなんて疲れる、ずっと可愛がってもらいたいと思っているなら、これしか手はありません。


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