幹事クリタのコーカイ日誌2006

[ 前日翌日最新今月 ]


 
8月24日 ● 亀田の汚名返上作戦。

 亀田興毅がファン・ランダエタと10月に再戦するんだそうです。まあ前回の「疑惑の勝利」イメージを払拭するには、ランダエタと再戦して白黒はっきり決着をつけなければ収まらない、という判断でしょう。理屈ではその通りですが、正直それで一般ファンは本当に収まるのかどうかは微妙だと思います。

 なぜなら亀田の前回の試合の「疑惑」は単にジャッジの判定にとどまっていないからです。ランダエタはいつでも倒せたにも関わらず亀田を倒さなかった、という印象すら見ているファンに与えてしまっています。つまり疑惑は手加減したのではないかというランダエタ自身にも向けられているのです。

 ランダエタも何らかの形で八百長に加わっているのだとしたら、いくら次の対戦で亀田が勝っても無意味です。判定勝ちはもちろん、KOで亀田が勝利したとしても「やっぱり八百長だろう」と言われてしまいます。

 もちろん八百長の決定的証拠さえ出てこなければ、ランダエタに「完全勝利」した後はマスコミも表立って亀田を批判することは難しくなります。しかし、ファンは関係ありません。ファンにとっては自分が見て感じた「強さ」こそが全てですから、いくらKOで勝利を収めようとも「亀田弱いんちゃうか?」と思われたらそれまでなのです。

 このジレンマを解決するには、亀田は敵地で試合をするしかありません。それもこちらで用意した対戦者ではなく、敵地で名のあるボクサーと戦って勝ってみせなければなりません。これはシビアな条件です。かなりの実力があったとしても、敵地で勝利するのは容易ではありません。

 当たり前のことながら、亀田陣営はそんな不利な試合は全く考えていないことでしょう。ランダエタ戦でとにかく勝って、大晦日に防衛戦を行わなければならないからです。これはもう大人たちの決めたビジネスの既定方針ですから、このシナリオをどうしても亀田はクリアしなければなりません。

 この筋書き通りに全てがうまく運ぶのかどうか、それを見ているだけでも楽しいということは、やはり亀田サイド、もしくはTBSの策略に乗せられてしまっているんでしょうけどね。

 

とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。