幹事クリタのコーカイ日誌2006

[ 前日翌日最新今月 ]


 
8月9日 ● 都合良く解釈して生きる。

 なにかショッキングな出来事に遭遇した時に、それにどう対応するかは生きていく上で大きな差を生むような気がします。真面目な人は原因を分析して対応を練るか次への教訓とするでしょう。ただただ不運を嘆きぐじぐじと落ち込む人もいるでしょう。さっさと忘れて気分を切り替えてしまうこだわらないタイプの人もいるでしょう。

 僕は子どもの頃から気分の切り替えが下手な方で、むしろ「どうしてそうなったか」をとことん考えてしまうタイプです。これはうまくいく時は次への対応策として自分の経験値になるのですが、はまると単なる吹っ切れないうじうじした奴、になってしまいます。

 すでに起きてしまったことは取り返しがつかないし、どうなるものでもない時はあっさりと諦めて切り替えるのが一番だとわかっているのですが、それが簡単にできないから困ります。お風呂とかトイレに入っている時、通勤の電車の中、そして夜寝る時など、ひとりでつい考え事をしてしまう時間帯が危険です。どんどんと思考が蛸壺にはまっていってしまい煮詰まるだけ。ひどい時は一睡もできなくなってしまいます。

 こんな時に役立つのが「都合良く解釈する術」。ぶっちゃけ一種の妄想です。仕事でもスポーツでも人間関係でも良いのですが、わかりやすいのは女性に振られた時。そんな時は「彼女の本性はひどい悪女で付き合う男はボロボロにされるから良かったんだ」とか、他の男に乗り換えられた時は「彼女は一度他の男と付き合うことで、本当の僕の良さが理解できて戻ってくるんだ」とか、とにかく自分の都合の良いようにストーリーを作ってしまうのです。

 もちろん、そんなことは単なる「逃げ」であり実態は何にも変わりません。真面目な人からしたら「現実を見ろ!」と説教されてしまう可能性もあるのですが、僕自身が実は一番現実を直視して落ち込むタイプだけに、こういうことでも考えていないと救われないのです。

 それに考えてもどうしようもないことは、さっさと諦めて気分を切り替えた方が良いのですから、手法はどうあれ諦められるのなら良いと思います。無駄な反省に時間を費やしているよりも、笑顔で新しい方向に舵を切って進んで行くことができたらずっと人生を楽しめます。物事を悪いようにしか解釈しないと、さらに不幸を呼び込むような気がします。だったら都合良く解釈して次の幸運を招くように行動した方が良いです。災い転じて福としなければ人生はうまくいきませんよ、きっと。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。