オールスター明け後半戦スタートの首位攻防戦、ナゴヤドームでの中日vs阪神３連戦は、中日が強さを見せつけて３タテ。ゲーム差を一気に4.5ゲーム差とし貯金20。いよいよ優勝に向けて独走体制を築こうとしています。

　去年も今ごろ中日は阪神と優勝争いを繰り広げていましたが、去年は追いかけるも後一歩届かずというパターンを繰り返していました。井川を打ち崩しても下柳にやられて結局逃げられてしまったのですが、今年は逆に追われる立場ながら、打線がしぶとく点を取って投手陣を援護しての３連勝。去年とは明らかに勢いが違います。

　他の球団に追いかける強さを感じられない今、連敗をしない安定感がある中日は恐らくこのまま逃げ切ることができるでしょう。ただ中日ファンとしては今年の目標はセ・リーグ制覇ではありません。あくまでも見据えているのは日本シリーズ。昭和２９年以来５０年以上遠ざかっている日本一こそが中日の目標です。

　その目標の前には阪神３タテも単なる通過点に過ぎません。これまで日本シリーズで煮え湯を飲まされてきた西武なりソフトバンクなりを相手にして「４タテ」してこそファンの溜飲も下がるというものです。エース川上と主軸の福留は今が恐らく選手としてピーク。これまでの中日を支えてきた立浪や山本昌が現役のうちに日本一をぜひとも達成して欲しいと思います。