幹事クリタのコーカイ日誌2006

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7月26日 ● 「独身税」よりも「通い婚」。

 最近よく聞く言葉のひとつに「独身税」というのがあります。少子高齢化社会の「元凶」となっている独身者から税金を取って高齢化対策の財源にしようという暴論です。すでに独身者は控除が少なく既婚者よりも多額の税金を払わされているのに、このうえ独身税まで取ったら税の二重取りになってしまいますし、人権的にも問題でしょう。まあ真面目に検討するようなネタではないのですが、そういう発想が出てくるほど、少子化、高齢化というのは日本社会の大きな問題です。

 子どもが生まれない(生まない)要因はいろいろ複合的に絡み合っていると思いますが、結局「子育て」の大変さ(肉体的・精神的・経済的・時間的)に腰が引けている部分が大きいと思います。そんな大変そうで面倒くさそうなことを自分だけでは引き受けられないということです。

 また結婚しないのは、今の生活レベルを落としたくないという若者が多いからでしょう。親のすねをかじっている方が生活が楽なのは当たり前です。子どもにかじられても大丈夫なほどの太いすねになるまで親世代は頑張って苦労してきたのだし、それを見習って自分たちも若い間は経済的に苦しくて当たり前と思えばいいはずなんですが、実際には親も甘いし子も甘いから、わざわざ苦労は選ばないのですよね。

 これらの悩みを解決するには結婚生活のスタイルのドラスティックな変革をするしかありません。生活レベルを落とさないで結婚して子育てできるようにするには、経済的に安心できることと、子育てを母親ひとりに任せきりにするんではなく、もっと複数の大人で育てていくことです。

 すなわち平安貴族ばりの「通い婚」の復活が一番なのです。光源氏のように毎晩違う女性のところへ通いつめて、それぞれの女性の間に子どもを作ってくれば良いのです。女性は男性と一緒に住むのではなく自分の両親と一緒に暮らし、子どもは母親の両親が面倒をみます。男性はある程度経済的なことは女性の実家がバックアップしてくれるので、後は種馬になれるようなバイタリティーさえあればOKです。イスラムの一夫多妻制では男性の負担が大きすぎますし、同じ家に奥さんが何人も住んでいては何かとお互いにやりづらいでしょう。その点「通い婚」はよくできた制度です。

 えっと、だからと言って僕が光源氏になりたいわけではないですからね。そんな大それた野望を持って生きられるほど僕も自惚れてもいないし、エネルギッシュでもないですから。

 

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