幹事クリタのコーカイ日誌2006

[ 前日翌日最新今月 ]


 
7月21日 ● 山本と欽ちゃん球団の連帯責任。

 極楽とんぼの山本圭一の事件は、山本がとにかくクズキャラそのままのクズだったということで本人の「廃業」という処分はもちろん、ドラマ『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』が放映延期になったのも残念ですが仕方ないと思います。ただ山本が所属していた「欽ちゃん球団」こと社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」の突然の解散宣言は、少々問題があります。

 萩本欽一がいきなり激情に駆られて「解散宣言」したようですが、確かにあの球団は欽ちゃんの情熱が作ったものですから、彼の意思に左右されるのはある程度仕方ないとは思います。ただその「意思」が熟慮の結果ではなく、単なる「思いつき」「気まぐれ」で決められてしまうのだとしたら、それはあまりにも社会性を欠いた行為です。

 自分が作ったものであっても、すでに社会人野球チームとしてそれなりの実績を残し、たくさんの人が関わっている以上、チームは欽ちゃんの「私物」ではありません。公的な存在なのです。この先のスケジュールも決まっているし、チームに関わって生活をしている人たちもいます。何より社会人野球を活性化させたという実績は、それだけの人に愛されて支えられているということです。解散はそのファンや支持者を裏切る行為に他なりません。

 高校野球に今も残る「連帯責任」体質の影響なのかどうかはわかりませんが、山本の行為とは無関係の、何の罪もない人々を巻き込んでいいこととはとても思えません。またチームが解散することで、「山本もこれだけ辛い目に遭ったんだから」という「みそぎ」にも利用されかねません。ぜひ解散をとりやめてチームとして出直すべきだと思います。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。