幹事クリタのコーカイ日誌2006

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7月11日 ● 『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』第1回。

 テニスとサッカーの話ばかり書いていて、きっとスポーツに興味のない人には退屈だったこの数週間だと思います。でもウィンブルドンもW杯も終わったので、ようやく少し幅広い話題を書くことができそうです。そうそう、ジダンの頭突きは強烈でした。引退したらぜひ「ハッスル・マニア」にでも出て、和泉元彌と戦って欲しいものです。「空中元彌チョップ」に対抗する必殺技は「マルセイユターン・キック」と「ワールドカップ頭突き」で。

 で、少し遅れましたが土曜日から始まった新ドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』の話です。なんだ、スポーツじゃなければドラマか、と思われるかも知れませんが、もともとそんな話が多いのが特徴の「コーカイ日誌」ですからご容赦ください。

 で、このドラマ、長瀬智也ふんするヤクザの若頭が、あまりにも頭が悪いために父親である組長に「高校に入って卒業できなければ跡目は弟に継がせる」と言われてしぶしぶ高校生になる、というふざけた学園コメディです。いかにも日テレ土曜9時枠らしい設定で、「熱いバカ」を演じさせたら若手ナンバー1(?)の長瀬にもはまり役。同級生役で若手の成長株も多数出演していて、先物買いマニアも必見です。

 第1回は常道のキャラ紹介で始まりましたが、とりあえず安定した滑り出し。あり得ない設定と言っても、うそ臭くなり過ぎると白けるし、その遊び加減が難しいのですが、僕としては「まあまあ」かなと思いました。もちろん、人によっては「ふざけ過ぎ」と捉えるひともいるでしょうから、微妙なんですけどね。

 長瀬以外ではジャニーズの丸刈り男・KAT-TUNの田中聖が良い味を出しています。長瀬とのコンビはジャニーズとは思えない雰囲気です。表情が変わらない鉄仮面教師・香椎由宇も良いです。彼女は『ウォーター・ボーイズ』や『リンダリンダリンダ』で高校生役だったのに、あっと言う間に教師役。時間の流れるのは早いものです。脇を固めるベテラン陣、大杉漣、岩城滉一、市村正親がしっかりとしているので、若い俳優陣が飛び跳ねていても安心感があります。

 基本は『ごくせん』路線の継承で、学園ドラマにヤクザテイストのミックスを狙っているのでしょうが、あそこまでの大ヒットになるかどうかはわかりませんが、とりあえずしばらくは見ても良いかなと思いました。


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