幹事クリタのコーカイ日誌2006

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7月7日 ● ウィンブルドンも大詰め。

 W杯も大詰め。決勝はイタリアvsフランスとなりました。イタリアはまだしもフランスがここまで勝ち残るとはさすがに思いませんでした。ブラジルに勝ったあたりからフランスの調子がぐんぐん上がってきている感じで、トーナメント戦ではこうした「勢い」がやはり大事なんだろうなと思います。攻守にタレントが揃ったイタリア有利という評もあるようですが、ジダンの「ラストダンス」が最後までフランスを引っ張っていくような気もしますし、どう転ぶかはまったくわかりません。

 ところですっかりW杯の「裏番組」になってしまったウィンブルドンですが、こちらもいよいよ大詰めです。女子シングルスは第1シードから第4シードまでが順当に4強に勝ち残り、準決勝は2試合とも熱戦でしたが紙一重の差が明暗を分けました。結局決勝はモーレスモvsエナン。どちらが勝っても初優勝です。テニスが芝によりフィットしているモーレスモの方が有利なように思えますが、なにせエナンの気持ちの強さは天下一品だけに、五分と五分という感じです。ただエナンの体調が少し心配なので、モーレスモ優勝かなと予想します。

 男子はフェデラーが独走しています。ライバルと目された選手たちが次々と脱落していく中で、ひとり悠々と4連覇への道を進んでいます。残すは準決勝のビヨルクマン、そして恐らく決勝はナダルです。狂い咲きのベテラン、ビヨルクマンはフェデラーの敵ではないと思いますが、ナダルはそうはいきません。全仏では決勝戦でナダルに煮え湯を飲まされたフェデラー。芝の上では立場は逆転しているとは言え、パリの敵をロンドンで簡単に返せるかどうかはわかりません。

 と言うのもナダルの芝でのテニスの進化が著しいからです。前半戦に比べるとセカンドウィークに入ってからは、かなり芝に慣れて質の高いテニスをするようになりました。今年はまだフェデラーにかなわなくても、来年再来年はどちらに転ぶかわかりません。

 1980年、ボルグが5連覇したときの決勝の対戦相手だったマッケンローのように、翌年にはさらにレベルアップして連覇を止めるかも知れません。今年がその2年にまたがるライバル伝説のプロローグだと考えればより決勝戦の楽しみが増すというものです。

 

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