秋に新居に引っ越すにあたっては、いろいろなものを購入する必要があります。また必要はないけど、新しくしたいものもあります。いまざっと考えただけでも、照明、カーテン、収納家具、ベッド、ダイニングテーブル、ソファ、エアコン、テレビ、ＤＶＤレコーダー、ステレオ、パソコン、ウォーターオーブン。。。えー、総額いくらになるんでしょう？軽く２００万円は超えそうです。もしこだわってカッシーナの家具とか買ってしまったら、とんでもない金額になるので考えたくありません。

　本来、家具や電化製品など高額な買い物をするというのは、その金額に見合った楽しみでもあるはずです。プラズマテレビひとつ買うにしても、いろいろカタログを取り寄せ、店頭で見比べ、ネットや周りの人の評判なんかも調べてようやく「これ」を決めて、価格交渉をして購入にいたるわけで、その過程が買い物の楽しみでもあるのです。

　ところが、これだけたくさんのものを一気に買おうと思うと、そんな手間暇をかけることが不可能になってきます。と言うか、やろうと思えばできなくはないのですが、数が多過ぎて疲れてしまい「楽しみ」が「苦しみ」に変わりそうです。魚を取るのも釣りなら趣味ですが、漁なら仕事。本当はこれだけ一気に買い物をする機会なんて、一生に一度かも知れないのだから、なるべく楽しみたいと思っているんですけどね。

　なので、作戦を変えました。新居に一気に新しい家具と電化製品を揃えるというのは確かに美しいですが、それよりも新居には最低限必要なものだけまず買って、後はじっくりゆっくり買い替えていくことにします。とりあえずソファはなくても良いし、ステレオもなくてもiPodを買えば大丈夫、パソコンだって今使っているものをとりあえず持っていけば良いし。いざとなればテレビだっていま使っているテレビを持っていっても何とかなります。薄型テレビじゃなければ置けないわけじゃないんですから。

　問題は新居のお披露目で友人を呼ぶのに、何もないリビングで古いテレビを見ながら、というのが少々カッコ悪いことで、しばらく友達に来てもらうのは先延ばしにしようかなぁ、なんて。でもそれだと落ち着くのは引越しから数ヶ月先になりそうなので、リビングに置くテレビだけは優先した方がいいのかも。寝室は後回しですね。