幹事クリタのコーカイ日誌2006

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6月27日 ● 北天佑と同い年だった。

 23日に二十山親方(元大関・北天佑)が亡くなり、昨日通夜が行われたそうです。名古屋場所入りしていた相撲関係者も東京に戻って数多く参列したとか。なにせまだ45才の若さ。親方としてもまだまだこれからだっただけにさぞや無念だったことでしょう。

 北天佑と僕は同学年になります。僕の大学時代に北天佑は一気に番付を駆け上がってきて、新入社員の年の5月場所で初優勝、翌7月の名古屋場所が初大関。だからでしょうか、何となく一緒に社会に出たような気がして、どこか気になる存在でした。

 当時は北天佑の同郷の先輩で同部屋の北の湖が晩年で、千代の富士が全盛期を迎えようとしていた頃です。北の湖の後を継いで、千代の富士を相手に若さあふれる力相撲で立ち向かっていった北天佑は、まさに「将来の大器」を感じさせる存在でした。残念ながら、その後は相撲が伸び悩み、横綱になることはありませんでしたが、貴ノ花に続く大関在位44場所を勤め上げた名大関でした。

 北天佑は腎臓癌だったそうです。しかも癌が判明してわずか3ヶ月後には亡くなってしまったとか。僕たちの年代ではそれくらい癌の進行は早いのでしょう。わずか3ヶ月、しかも本人に告知をされていたかどうかはわかりませんが、もし知らなければ本当に何もできない短い時間です。僕と同い年の名大関は何を思い残して死んでいったことでしょうか。その胸中を思うと自分も他人事ではいられません。悔いが残らないように毎日を生きていかないと。ご冥福をお祈りいたします。


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