幹事クリタのコーカイ日誌2006

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6月26日 ● いよいよウィンブルドン。

 世の中サッカー一色のようですが、実はテニスファンにとっては1年でもっとも楽しみなウィンブルドンが開幕します。4大大会とは言うものの、その伝統格式雰囲気ともにナンバー1の大会は何と言ってもウィンブルドンです。

 今年の注目はロジャー・フェデラーの4連覇がなるかどうかにあります。1968年のオープン化以降、過去にビヨン・ボルグが1976年〜1980年まで5連覇、そして1997年〜2000年までピート・サンプラスの4連覇がありますが、それらの偉大なチャンピオンにフェデラーが並ぼうとしているわけです。

 現在フェデラーは芝での連勝記録41でボルグに並んでいて、ウィンブルドンで新記録に挑みますが、よほどのことがない限り更新できることでしょう。ただドローでは序盤が結構厳しくなっていて、新記録がかかる1回戦では元世界12位のリシャール・ガスケ、2回戦で地元イギリスの英雄ティム・ヘンマンと対戦するドローになっているので、ここで少しプレッシャーがかかるかも知れません。

 しかし、そこを突破すれば、恐らく準決勝でデイビッド・ナルバンディアンかジェームズ・ブレーク、決勝がラファエル・ナダルとなりますが、恐らくどれも芝でフェデラーを凌駕できる相手ではありません。過去のライバルであるレイトン・ヒューイット、アンディ・ロディック、マラ・サフィンは全てナダルのブロックに入ってしまったため、それもフェデラーにとっては有利な点。フェデラーが最後に負けたのも2002年の1回戦ですから、立ち上がりが注目です。

 絶対的な大本命がいる男子に比べて、女子は相変わらず大混戦です。優勝候補もアメリー・モーレスモ、マリア・シャラポワ、キム・クライシュテルス、ジュスティーヌ・エナン・アーデン、ヴィーナス・ウィリアムズらグランドスラムタイトル保持者に加えて、ロシア勢のディメンティエバ、クズネツォバ、ミスキナ、さらに若手のヴァイディソバなど指が何本あっても足りないくらいたくさんいます。

 この中で誰が出てくるかわかりませんが、強いてあげればやはりクライシュテルスとエナンのベルギー勢が有力。続いてシャラポワとヴィーナスという芝を得意としている最近のチャンピオン2人、それにナンバー1のモーレスモをを加えてこのあたりが軸になります。そして大穴はやはり今年復活したマルチナ・ヒンギスです。今大会は12シードですが、準々決勝のエナンまでは飛び抜けた強敵はいません。ベスト8まではいけると思いますが、体力的に不安があるだけに2週目に入ってからのエナンには苦しいかも。ただヒンギスが勝ち上がると盛り上がりますから、ぜひ頑張って欲しいと思います。

 最後に今年で引退を表明したアンドレ・アガシの戦いぶりも注目です。スーパースター最後のウィンブルドン。順調にいけば3回戦でナダルと対戦することになります。これは見逃せない一戦になりそうです。


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