幹事クリタのコーカイ日誌2006

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6月25日 ● 後任はオシムか。

 川淵キャプテンが口を滑らせたのは事故か故意かわかりませんが、とにかくポスト・ジーコはどうやらジェフ千葉のオシム監督らしいです。なるほど、ジェフ(と過去のユーゴ代表など)での実績を考えると日本に関わりのある監督候補としてはベンゲルの次くらいに優秀な監督かも知れません。しかも、ベンゲルと違って現時点で日本のクラブチームの監督なわけですから、日本サッカーの「いま」を良く知っていますしね。

 オシムならトルシエ流の管理サッカーと、ジーコ流の個人主義サッカーのちょうど中間くらいをいきそうですし、もともとウィットに富んだ「オシム語録」でマスコミ受けも良い人ですから、あまり反対意見は出ないだろうと予測されます。川淵キャプテンもジェフの親会社である古河電工出身ですし、まあそういう派閥的な意味合いでも順当な選択だと思います。ジェフも素直にオシムを差し出すことでしょう。以前グランパスがベンゲルを代表監督に送り出すのを嫌がった二の舞は避けられそうです。

 問題はオシムがすでに65歳と高齢なこと。もちろん自分がサッカーをやるわけではないとは言え、4年後まで見据えた上での監督就任だと考えると、さすがに体力的な不安は残ります。またサッカーのスタイルが古いという評価もあります。日本のサッカーレベルに合わせてやっているからだ、という擁護論もあるようですが、高齢と合わせて不安材料であることは確かです。

 そして何より川淵キャプテンが口を滑らせたのが本当に事故であったとしたら、まだ契約交渉中の段階でオープンになってしまったことで、この話が流れる可能性があることが一番の不安材料です。そうなると、次の候補との交渉にまで悪影響を及ぼしてしまいそうです。果たして無事に収まるべきところに収まるのか、もうしばらく注目です。


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