幹事クリタのコーカイ日誌2006

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6月21日 ● ブラジル戦のウルトラC。

 マスコミで散々書かれているように、日本が決勝トーナメントに進出するにはブラジル戦で2点以上の差をつけて勝利した上で、クロアチアが豪州に勝つか引き分けて、それでクロアチアないし豪州と得失点差で争うということになりました。やはり豪州戦でのあの3点目がここにきて響いてきました。

 最低でも2点差と言っても、安全を見越せばブラジルには3点差をつけて勝ちたいところ。しかし、いまブラジルに3-0で勝てるチームが地球上に存在するでしょうか?アルゼンチンでも難しいでしょう。バルセロナとか最強クラスのクラブチームなら可能性があるかも知れませんが、ロナウジーニョが2人必要になってしまうのでベストメンバーでの対戦は不可能ですし。

 と言うことで、日本の決勝トーナメント進出は正攻法ではまず無理、ということになると、残るはジーコの「政治力」に頼るしかありません。すでに決勝トーナメント進出を決めたブラジルは無理に勝ちにいく必要はないのですから、祖国の英雄ジーコの顔を立ててもらって、なんとか「3点ちょうだい」とお願いするのです。  たぶんブラジルも「じゃあGKが無理にシュートに飛びつかないから、せめて枠の中にシュートを蹴ってよ、いくらなんでも枠に飛んでこないシュートをオウンゴールにするわけにもいかないからさ」と言ってくれるかも知れません。ただ正直な話、それでも3本ちゃんと枠の中にシュートを蹴りこめるかどうか、今の日本代表では不安ですけどね。柳沢なんてPKでもパスしちゃいそうですから。

 真面目な話、ブラジル戦は守っても意味がないので点を取りにいかなければならないのですが、だからと言って3トップにしても無駄でしょう。なにせ日本のFW陣ではゴールのイメージが沸きません。そこでいっそ逆に日本が誇る中盤を分厚くして、中田英と小野が2トップ気味の位置に入り、その下に中村と小笠原、ボランチに稲本と福西という4-6-0システムというのはどうでしょう?高原や柳沢を出すくらいならMFをみんな出した方が良いですよ。サッカーが上手い順番にゴール近くにおきましょう。野球だって1番バッター最強説というのがあって、強打者から順番に並べる方が得点率が高いという理論もあるそうです。

 全然真面目な話じゃないよ、と思われるでしょうが、それくらい無茶苦茶なことをやらないと、ブラジルに3-0で勝つなんてどだい無理でしょう。なにせ日本以外の国では豪州とクロアチアの勝った方が決勝トーナメント進出だ、と考えていますから。日本人以外誰も日本がブラジルに勝つなんてことは想定していませんからね。今のマスコミと一部のサッカーファンの雰囲気は「神国日本はいざとなったら神風が吹くから竹槍でもB29に勝てる」と言っているようなものです。まあ戦争ならともかくサッカーで負けたからと言って国がつぶれるわけではないから良いですけど。


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