先週の「anan」は年に一度恒例のＳＥＸ特集でした。毎年この号だけは特別バカ売れするということで、ananの名物企画になっています。特に今年はＤＶＤが付録について、これにＡＶ女優が出演していて「リアル」な演技で「女性のためのＡＶ」になっているそうです。オヤジ系雑誌でもカラーグラビアで大きく取り上げていました。

　残念ながら雑誌を買ったわけではないので、ＤＶＤは見ていませんが、いろいろな情報によるとこのＤＶＤは「大したことはない」という評価が大半のようです。モザイクが入らないように気を遣っているということですから、どうしたって演技は顔の表情中心になることでしょう。ソフトに、かつリアルな夢を、という路線はまさにレディースコミックのＤＶＤ版ですが、レディコミほどのパワーはないようです。

　それにしても毎年毎年飽きもせずにやっているこの特集、昔から読んでいますが、正直変化に乏しく実戦では何の役にも立たないんじゃないかな、という内容がたくさんあります。もちろん20才前後の女の子向け雑誌ですから、毎年読者は入れ替わっていくので同じようなことを手を変え品を変えて見せていけばいいという割り切りなのかも知れません。でもとっくに雑誌よりも読者の方が先を進んでいるのではないかな、と思っています。

　というかですね、若い女性がＳＥＸだけではなく子どもを産みたくなるような企画内容にしてもらって、出生率1.25まで下がった少子化時代を転換させるような内容にしてくれたら年金問題が心配なオジサンとしては嬉しいんですけどね。そう簡単にはいかないだろうな。