幹事クリタのコーカイ日誌2006

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6月1日 ● 「○○バカ」の発想。

 雨が降ろうが風が吹こうが体温を超えるような猛暑だろうが零下の真冬だろうが、とにかくテニスコートに立ってボールを打ちたいのが「テニスバカ」です。毎週末にテニスをしていても、できることなら毎日テニスをやって過ごしたいのが「テニスバカ」です。そして仕事とか家庭とかいろいろなしがらみがあって、毎日ラケットを握れないことに歯ぎしりしているのが「テニスバカ」です。僕は親が死んだ時以外はテニスに行きます。父親が死んだ時も「通夜を抜け出してテニスに行けないかな」と考えたのですが、さすがに無理でした。残念。

 僕も含めて世の中にはたくさんいるそんな「テニスバカ」を殺すのは簡単で、怪我や病気でラケットを取り上げてしまうことです。「夢はコートを駆け巡る」状態で枕を濡らしながら、ようやく「人間、健康が第一だ」と悟るのですが、だからと言って医者の言うことなんかバカだから聞いちゃいません。

 だって医者の奴らが言うことは決まっています。「安静にしていてください。治るまでテニスはやっちゃいけません」。そんなもん、当たり前です。テニスをやり過ぎてカラダを壊しているのだから、テニスをやらなきゃ治るに決まっています。僕たちが知りたいのはそんなことじゃなくて「テニスをやりながら治せないか?」ということです。医者はてんでわかっていません。

 「テニスバカ」に一番多いのはテニスエルボーです。これは明らかにテニスのやり過ぎであり、治療には「テニス禁止」が一番なのは医者に言われるまでもなくわかっていますが、それでは意味がありません。優先順位は「テニス」が1位であり「完治」は2位だということを認識した上で、どうしたら良いのかを考えて欲しいのです。

 僕も去年の今ごろはまだ手首と肘の痛みに苦しんでいましたし、腰も痛かったのですが、もちろんテニスはしていました。プレー前後にストレッチを十分にやったりマッサージを受けたりしながら、何とか痛みは治してしまいました。

 また前にも書きましたが風邪を引いた時は熱さえなければテニスに行きます。熱があっても治りかけている時はテニスにでかけます。大抵そういう時はテニスをすることで一気に治ってしまうものです。まずいのは風邪の引き始め、熱が出始めた時で、こういう時にテニスをすると逆にいきなり悪化します。もっともこれも考えようで、どっちにしても熱が出始めた段階で手遅れだから後は悪化するだけ。だったらテニスできる元気があるうちにしておいた方がお得、という考え方もあって、だから結局風邪を引いていてもカラダが動けばテニスに行きます。

 過去には右足かかとの骨にヒビが入っていた時があって、その怪我した日から3日後に試合に出ましたが、さすがにれこはボロボロでした。右足のカカトをつかずにテニスするのは難しいです。また今年の冬のように肉離れが治りかかっている時にいきなりテニスをしたのはやはり無謀だったようで、治るのを2週間遅らせてしまいました。怪我の時はあまり無理してテニスしない方が良いみたいです。

 ただ大相撲では怪我して休んだら、その怪我した箇所が弱くなるから、相撲をとり続けながら治せ、という考え方があるそうです。琴欧州もそれでずっと膝が痛いにも関わらず休場しないで出続けていました。そう考えれば、「テニスバカ」も怪我して休んでいる場合ではないでしょう。そう言えば、やはり昔のことですが、右手中指をひどく突き指したことがあって、その時は包帯を巻かれてラケットが握れないので左手でテニスをしていました。そうまでしてテニスしたいのかと言われると「したい」としか言いようがないのですが、そのあたりが「テニスバカ」たる所以でしょう。

 以上の話、「本当はただのバカじゃないの?」と思う人が8割くらいいると思いますが、残り2割はきっと「わかるわかる」と言ってくれるのではないかと期待しています。きっとそれくらいの割合で「○○バカ」な人がいると思いますから。


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