幹事クリタのコーカイ日誌2006

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5月23日 ● テレビ窓口の利便性と違和感。

 三菱東京UFJ銀行(どうでも良いけどもう少しスッキリした名前にならないものでしょうか)には「テレビ窓口」というものがあります。旧UFJ銀行系の支店だけで利用できる(つまりUFJ銀行独自のサービスだったということです)のですが、口座開設や住所変更、住宅ローンの相談などを店舗に設置されているテレビ電話を通じて手続きできるシステムです。

 名前だけは知っていたのですが今まで利用したことはありませんでしたが、昨日住宅ローンを一括返済しようとして電話をかけたら、テレビ窓口なら簡単ですと言われて早速利用してみました。こういう新しいシステムは大好きなミーハーなので。

 店舗の一角に設けられているブースに入ります。単にパーテーションで区切られているだけですが、一応ドアには鍵がかかるようになっています。目の前の画面にタッチしてしばらく待っていると、インカムをつけた女性行員が画面に登場して受話器を取って話すように言われます。その後はまさにテレビ電話で、画面の中のお姉さんと話をしながら手続きをしていきます。必要な用紙はプリントアウトして出てきますし、それに書いて送信することもできます。パソコンを使い慣れている人なら全く戸惑うことはないでしょう。

 このテレビ窓口の一番の利点は利用時間の長さです。これまで店頭で行っていたこれらのサービスは、当然銀行の営業時間内でしか対応してもらえませんでした。しかし平日の9時〜15時というのは、僕たちのようなフレキシブルな勤務ならともかく一般的なサラリーマンが個人的な用件で利用するには厳しいものがありました。ところがテレビ窓口は平日なら朝9時から夜8時まで、 土日祝日でも朝10時から夜6時まで(設置場所がATMコーナーの場合)利用できます。平日の会社帰りや休日でも大丈夫というのは大きな利点でしょう。

 しかも、当該支店だけではなく、このテレビ窓口がある支店ならどこでもOKですから、わざわざ不便な支店に出向く必要もありません。これぞ「IT」という便利さです。僕もあまりに簡単にローン返済の手続きができてしまってあっけなかったくらいです。

 ただ反面、囲われた狭いブースの中でモニターに向かって話をしながら手続きをするという状況に違和感があるのも事実です。画面の向こう側には確かに女性行員がいて親切に応対してくれてはいるのですが、生身ではありません。新しいもの好きの僕ですら「なんかな〜」と思うくらいですから、もっと年配の人たちは最初からこうした「バーチャル感」ありありの状況に拒否反応を示しそうです。僕もできたら画面の向こうではなく目の前で可愛い女性行員に手続きをして欲しかったなぁと思いながらブースを出ました。


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