幹事クリタのコーカイ日誌2006

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5月22日 ● 主役が変わった大相撲。

 夏場所千秋楽、白鵬が雅山を優勝決定戦で下して初優勝しました。3場所連続で優勝争いに絡み、とうとう新大関の場所で初優勝。これで来場所は綱取り場所ですが、今の調子なら一気に駆け上がってしまう可能性も十分です。

 また決定戦で敗れて初優勝こそ逃しましたが雅山も来場所は大関復帰を狙う場所になります。一度大関から陥落して平幕をウロウロしていた雅山が、よもやここまで復活するとは予想していませんでした。ここ2場所は10勝、14勝ですから、来場所10勝挙げれば大関濃厚です。白鵬とともにW昇進の可能性十分です。

 また終盤まで場所を活気づけた把瑠都も注目です。協会のはからいで千秋楽は新入幕ながら「これより三役」を務めファンを喜ばせました。さすがに雅山と白鵬にはかないませんでしたが、ついこの前まで幕下にいたことを思えば、この大活躍はできすぎなくらいです。まだまだ相撲は粗く上位陣に簡単に通じるとは思えませんが、あの馬力は見応え十分。将来が楽しみな一人であることは間違いありません。

 さらに19才の新鋭稀勢の里も来場所は新三役です。朝青龍、琴欧州、白鵬、把瑠都ら外国人力士の出世スピードが速すぎて目立ちませんが、彼も貴花田、北の湖、白鵬に続く史上4番目の年少三役。外国人力士ばかりが目立つ昨今、日本人力士希望の星です。

 去年は朝青龍が一人で勝ちまくってあまりにも盛り上がりに欠けた大相撲も、これだけ新しいスター候補が揃ってくると随分と面白くなってきます。大関になってから精彩を欠く琴欧州もこのまま終わってしまうことはないでしょう。日本人力士の弱さを嘆くよりも、大相撲がメジャーリーグ化しているんだと前向きに考えて、キャラクター豊かな現状を楽しむことがファンも大事だと思います。


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