クルマが入院したために一週間代車を使うことになりました。やってきたのはレガシイのワゴン。まだ4000kmしか走っていないほぼ新車です。こうして久しぶりに日本車に乗ると驚くことがたくさんあります。

　まずドアが軽い。うちのクルマは他人を乗せるとロックがかかっていると思われるほどドアが重いのですが、レガシイはドアが小さくて軽いのでちょっと頼りない気がするほどです。それと収納が多い。ドリンクホルダーはもちろん、いろいろなところに収納があって、このあたりはまさに日本車ならではの「おもてなし」感覚。さすが細かいところにまで気を遣っています。

　燃費も良いんでしょうね。うちのクルマは街中を走っていると5km/lに届かない非エコカーですが、レガシイは加速が良い割には燃費もかなり良さそうです。それからライトが明るい。思わず遠目になっているのかと確認したほどライトが明るいのでびっくりしました。そしてカーナビが当然のようについています。ただナビは地図がわかりにくいし操作が煩雑なので、あまり使う機会はなさそうですけど。テレビも停車中しか見られないし。まあ僕は地図大好き人間なので、道路地図があればナビはいりません。地図を読む楽しさがなくなってしまいますから。

　トータルに見て実によくできています。毎回代車で日本車に乗るたびに感心しますが、今回も道具としての完成度の高さにつくづく感心してしまいました。雑誌などでレガシイワゴンの評価を見ると「まあまあ」で絶賛というほどではないのですが、それでこの出来栄えなのですから、いかに日本車が優れているかがよくわかります。

　こうなると、なんで重くて燃費が悪くて装備が貧弱な外国車に乗っているのか、ますますわからなくなってきます。自動車評論家風に言えば「味」、マーケティング的に言えば「ブランド」で選択したということになりますが、まあぶっちゃけ「見栄」ですね。でも同じ価格帯のレクサスにはやっぱり乗る気にはならないのですから、「見栄」力においては外国車のパワーはまだまだ強いです。