新年度が始まって街にフレッシュマンが溢れています。初々しい彼らに限らず、この時期は人事異動の季節ですから、社内外でいろいろな人が部署や担当を変わっていて、僕のように２０数年間まったく動きのない会社生活を送っている人間からすると「大変だろうなぁ」という感想しか思い浮かびません。

　仕事とは関係ないはずのテニスサークルも、実はこの季節はメンバーが結構入れ替わります。多くは転勤と結婚に伴う環境の変化からサークルに参加できなくなるメンバーが出てくるわけですが、その代わりに同様の理由でサークルに新しく入ってくる人もいますし、スポーツの季節になって心新たにテニスを始めてみようという人が加わってくれる場合もあって、結果として大量の人事異動が発生するわけです。

　さらにこれは我々のサークルだけのことなのかどうかはわかりませんが、女性メンバーの場合はほぼ２〜３年でがらっと面子が入れ替わるという傾向があります。それまでどれほど熱心にサークルに通っていたとしても、いきなりぱったりテニスをやめて来なくなってしまうのです。今もまさに女性メンバーの世代交代期に差し掛かっていて、最近の主要メンバーが数人抜けていきました。

　どうも女性の場合は２〜３年テニスを続けて安定してきたなと思ったら、そこで「やめた」となってしまう人が多いようです。飽きてしまうのか諦めてしまうのかわかりませんが、テニス以外の楽しみに移ってしまいます。男性には見られない傾向です。目的が「男探し」ならそれも理解できますが、純粋にテニスを楽しみたいと思っているようなのに、ぱったり来なくなるというのはどういう理由でしょう？

　しかもサークル内で仲の良いメンバーが揃って同時期に来なくなるというのも女性特有のパターンで、だから２０年もサークルを続けていると、「世代」のようなものができてしまって、それぞれの世代の主要なメンバーがはっきりと分かれるのです。

　今回２０周年記念ＯＢ／ＯＧ会を企画していても、各世代ごとに複数のメンバーが参加してくれるように気を遣わないといけません。ぽつんと一人、というのを女性は嫌う場合が多いからです。もちろん中には５年１０年とサークルを続けてくれている女性もいて、そういう人が参加してくれると各世代を串刺しできるのでとても助かります。まあ本当はみんなに長く続けて欲しいんですけど、なかなか難しいものです。