幹事クリタのコーカイ日誌2006 |
4月12日 ● 『ブスの瞳に恋してる』第1回。 今回のドラマの中で一番コメディとして期待している『ブスの瞳に恋してる』の第1回を見ました。タイトルからわかるように、かつてのトレンディドラマをパロディにした新感覚恋愛コメディだと思って見たわけですが、どうもこのドラマはそれだけでは終わっていないようです。 テレビ局を舞台にバラエティの構成作家(稲垣吾郎)と女優志望のブス(村上知子)、売れっ子モデル(蛯原友里)らが絡む業界ドラマで、下ネタ連発の部分を取り除いて原作のイメージを踏襲しているようです。 ドラマは単にブスがモテるから面白いという話になっているわけではなく、むしろ見た目だけで笑いを取ろうとするような安易なテレビバラエティ批判になっています。またバラエティ班からは「あちらがわ」と言われ嫌われているドラマ班を自ら描くドラマでもあります。すなわち、このドラマはテレビ局の内側にある問題点を取り出して笑ったり腐したりしている「メタドラマ」なのです。 また「人は見た目が9割」という新書がヒットしているようなルックス重視の世の中に対するアンチテーゼのドラマでもあるのですが、だからと言って本当に中身が良ければルックスなんかどうでもいいのかというと、そんなことは奇麗事だという視点もきちんと持っているドラマです。 男にとって「美人だけど性格わがまま」と「性格は良いけどブス」のどちらを選ぶかというのは、ある意味永遠のテーマです。ドラマの結末はわかっていますが、それまでの過程でエビちゃんではなく森三中・村上を選ぶゴローちゃんの行動にどこまで説得力を持たせられるかが、このドラマの鍵になると思います。 |
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