幹事クリタのコーカイ日誌2006 |
4月10日 ● もっとも脚本が優れた映画は? ハリウッドの米脚本家組合が過去最高の脚本として『カサブランカ』を選らんだそうです。2位は『ゴッドファーザー』だそうですが、このワンツーはちょっと違和感があります。 これが過去最高の映画を、ということなら、もしかしてこの2本でも良いかも知れません。しかし脚本ということになると、うーん、そうかな?という気分になってしまいます。この2本は典型的なハリウッドのスター映画であり、綺羅星のごときスターあっての名画でしょう。脚本が果たした役割も小さくないとは思いますが、あえて脚本だけを取り出して選ぶような映画かなと思います。 目的が「監督や俳優だけでなく、脚本の重要性をアピール」ということなら、やはり脚本の力で名画となった作品を選ぶべきです。それでこそ「脚本の重要性」をアピールできるのではないでしょうか? そういう観点から、僕なら以下の3本を選びます。『12人の怒れる男』『スティング』『ショーシャンクの空に』。いずれも映画自体定評のある名画なのですが、これらの作品では何より脚本の冴えが際立っています。どんでん返しと台詞のやり取りの妙。観客をハラハラさせ最後にはスッキリと喜ばせる脚本が優れているからこそ、名画になったのです。 もっとも米脚本家組合も商売ですから、そんなことは百も承知していながら敢えて『カサブランカ』を選んでいるのかも知れません。それこそ、どんなシナリオが描かれているのかわかりませんが。 |
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