幹事クリタのコーカイ日誌2006

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4月1日 ● セ・リーグも開幕。

 パ・リーグに続いてセ・リーグもいよいよ開幕。今年の優勝争いは混戦が予想されます。前年覇者の阪神は頼みの「JFK」が不安ですし、金本・今岡も去年の打点はできすぎ。今年は戦力ダウンでしょう。中日もあまりプラスが見られません。もっともマイナスもあまりないので、優勝争いには加われることでしょう。

 一番戦力アップしたのはヤクルト。ラロッカ、石井一、高津が加わったのは大きいと思います。投手力はかなり上位、打線も隙がありません。問題は兼任監督である古田がどれだけマスクをかぶることができるか。古田が戦力としてダメだと士気も下がりますから、結局古田次第でしょうか。

 巨人も戦力が整備されました。清原とローズを放出して監督も原に戻したお陰ですっかりフレッシュになった感じです。元々しっかりした選手が揃っているだけに、雰囲気さえよくなれば十分に優勝を狙えることでしょう。

 残る2チームは少々苦しいかも。横浜は打線は悪くないし投手力も牛島監督の力か整ってきていますが、いかんせんコマ不足。広島はブラウン監督の采配が注目されますが、投手が足りないのと層が薄くベテラン勢が夏場にもつかどうか心配です。横浜はAクラスを狙えますが、広島はそれすらも苦しいところでしょう。

 ところが中日はその広島と開幕戦でぶつかり負けてしまいました。しかも敗因は落合監督の不可解な采配にあります。お互いに一歩も譲らない緊迫した投手戦。0-0のまま9回に入り「延長戦もあるかな?だったらリリーフが豊富で後攻の中日が有利だな」と思って見ていたら、なんといきなり抑えの切り札岩瀬を投入。しかも9回裏にはその岩瀬に打順が回ってくるのにです。普通ならここは平井あたりを投入しておいて、裏の攻撃でそこに代打、うまく点が入ればよし、入らなくても延長戦になってから岩瀬でしょう。

 岩瀬もとまどったのか準備不足なのか、球が全然走っていません。立浪のファインプレーでアウトひとつを取った後はつるべ打ち。この回のアウトは2つの立浪のファインプレーと広島の走塁ミス。打たれた打球は全てヒット性で、よく2点で終わったなというくらいの有り様でした。

 サヨナラ勝ちしかない状態になったのですから、リードしてから岩瀬を投入するということはできません。だから同点で起用するのもいけないわけではないですが、明らかに「岩瀬の後」がある起用法は岩瀬も他の選手もとまどうと思います。開幕戦は今年いかに戦うかを示す場です。そこでこういう不可解な岩瀬の起用法を見せた落合監督の真意はどこにあるのか?中日の今シーズンはちょっと不安なスタートでした。


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