幹事クリタのコーカイ日誌2006

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3月31日 ● 今回の講演は「ちょいダメ」。

 かつてマンガ『ドカベン』の中で、春のセンバツ甲子園大会の最中に、ドカベンのいる明訓高校が沖縄の学校と戦う時は真夏の暑さ、北海道の学校と戦う時は真冬の寒さという極端な天気の変化が敵となった状況が描かれたことがありました。その時はいくらマンガとは言えそんなことはあるわけないだろうと思って読んでいたのですが、昨日の名古屋の雪には驚きました。桜が咲き始めているこの3月末に積雪しそうな勢いの雪なんてあまり記憶にありません。この冬は11月から3月までずっと雪が降ったという意味でも記録的な大雪のシーズンだったと思います。

 そんな雪のせいでしょうか、以前に書いた広告祭のレポートをする講演会が昨日あったのですが、例年になく参加者が少なく、ちょっと寂しいものでした。僕は「講師」として丁重に会場のホテルの玄関で迎えられ、フルコースのランチを出されて至れり尽くせりの歓待を受けてから壇上でレポートをしました。

 僕は講演すること自体はすでに数回の経験を積んで慣れているので特に緊張もしなかったのですが、今回は時間が1時間と短く、しかもそれを2人で話したのでさらに急ぎ足の話になってしまいました。いつもならジョークを交えて聞いてくれている人たちを笑わせながら反応を見つつ話すのですが、そんな時間的ゆとりがなく、さくさくと要点だけ話を進めてしまったので、きっと聞いている人たちはついてきてるかなぁと思いながらの講演になってしまったのが残念でした。

 実際、終わってからトイレの個室に入っていたら「寝てたんじゃない?」「うん、昼飯後だから眠かったよ」という会話を外でしていました。まさかその講師がここにいるとは思わなかったのでしょうが、やはり眠かったのかなぁと反省しました。

 1人わずか30分しかないのだから楽でいいじゃん、と思われるかも知れませんが、僕にしてみれば逆です。最低でも1時間、できたら1時間半くらい時間を貰えると、雑談や横道にも逸れるゆとりがあるので講演が楽なのです。話すことがたくさんあるのに、時間がないというのは、話す方も聞く方も決してハッピーじゃありません。まあ内容もないのにむやみと話が長いのも、話し手はともかく聞き手にとっては退屈というか地獄みたいなものですけどね。


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