ＷＢＣの１次リーグ最終戦、日本は韓国に逆転負けをくらってしまい、目標のアジア１位通過はならず、２位で２次リーグに進むことになりました。石井がイ・スンヨプに完璧なホームランを打たれたのを見て、「岩瀬が出ていたらなぁ」と思ったのは僕だけではないはずです。中日は福留と谷繁こそ参加していますが、岩瀬も井端も川上も代表に送ってはいません。ペナント優先なのです。

　同様に巨人も阪神もほとんど主力は参加せず、代表チームはパ・リーグの選手ばかり。台湾や中国相手なら何とかなっても、やはり韓国のようなメジャーリーグの投手を抱えるチーム相手となるとこの陣容では厳しいようです。今度はアメリカでメジャーリーガーだらけのアメリカやベネズエラ、ドミニカなどと対戦するとなると、ますます先行きが不安になります。

　しかも日本の誇るメジャーリーガー・イチローが絶不調。テレビでは懸命に盛り上げていますが、どう見ても調子が良いとは思えません。この３試合でたった３安打。台湾や中国相手なら１試合で３安打くらい打っても当然のバッターがこれでは、日本の得点力がガクンと落ちるのも無理はありません。

　さて、こうなったらアメリカ本土へ渡ってからの２次リーグで、イチローの調子が上がってくるのを期待するしかありません。なにせ今やアメリカこそイチローの「本拠」だからです。他の日本人選手はほとんどが「敵地」になってしまうのですから、イチローが引っ張ってくれなかったら日本はアウトでしょう。

　それとともに裏技として、せっかくアメリカで試合をするのですから、これからでもアメリカにいる松井秀、井口、城島、松井稼、田口を代表に無理矢理合流させたらどうでしょう？いや、ルール上可能なのかどうか知りませんが、それくらいやらないととてもあの貧打戦では２次リーグを勝ち抜けるよな気がしません。１番イチロー、２番松井稼、３番井口、４番松井秀、５番城島、６番松中、７番田口と続く打線ならアメリカでも十分に「ホーム」の気分で戦えるんじゃないでしょうかね？

　あ、でも松中じゃ精神的にダメそうだから、ここは新庄を加えましょう。イチロー、松井秀、新庄の外野は守備も期待できますし、なにより宇宙人新庄なら何かやらかしてくれそうです。松井や城島は無理でも新庄なら本当に代表に入れることが可能なんじゃないかな？