幹事クリタのコーカイ日誌2006

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3月1日 ● やっぱり海外組なのか。

 サッカー日本代表とボスニア・ヘルツェゴビナの親善試合は2−2の引き分けに終わりました。先制しながら逆転され、それでも敗色濃厚のところから何とか同点に追いついた粘りは評価しても良いでしょうが、基本的には勝たなければ本番への展望が開けない試合だっただけに、結果はあまり評価できません。

 それにしても日本の強みと弱みは相変わらず何も変わっていないことが歴然とした試合でした。強みはもちろんボール回しの巧みさとかシステマチックな守備力。弱みはプレスがかかると崩れやすい1対1での脆さと決定力。組織では強いが個人では弱い、まさに十年一日のごとく全く変わっていない日本サッカーの特徴です。

 その中で結局得点を叩き出したのは高原と中田英であり、それをアシストしたのは中村俊です。ドイツという場所もあったかも知れませんが、ここぞで結果を出せるのはやはり海外組なのか、という気がしてしまいます。これで最終的にドイツW杯のスターティングメンバーは海外組が中心になるのでしょう。ジーコならそうすると思います。

 僕は海外組を中心にしたジーコのチーム作りは決して間違っているとは思わないし、今さら方向転換もできないでしょうから、その点に関してはあまり心配していません。ただジーコの監督としての采配は心配です。特に選手を投入するタイミング。確かに難しいと思いますし、前任のトルシエだって正解よりも疑問符の方が多かったように思いますが、正直ジーコはこれまでの試合を総括して考えるとトルシエ以下ではないでしょうか。

 かつてオフトや加茂の頃はまだまだ選手層が薄く、決まった選手を使い続けて心中するしかなかったのですが、今の日本はタレントが揃っていて控えと言っても実力的には差はありません。それだけに選手起用の巧拙が勝敗の鍵を握ることになります。選手のテストよりも、監督の采配のテストをもっとやって経験を積ませた方が良いと思いますが、それももう手遅れですね。


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