幹事クリタのコーカイ日誌2006

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2月21日 ● カーリングがブレイクするかも。

 相変わらず日本が勝てないのでトーンダウン気味のマスコミはともかく、連日中継される各競技を純粋にゲームとして楽しんでいるといろいろ面白い種目を見つけることができます。

 スケートのショートトラックはかなりエキサイティングです。長野五輪の時にもそこそこ日本が頑張っていたのですが、清水や岡崎らロングの選手が花形だったこともあり、あくまでもマイナー扱い。ところが今回はロングの調子が悪いだけに、ショートも結構注目されて取り上げられることも多かったようです。

 目を見張ったのは韓国選手の圧倒的な強さ。位置取りで他国の選手が押し合いへし合いしているのに、悠々と一番後ろを滑っていて、ここぞで一気に抜き去ってしまうスピードは驚嘆すべきものがありました。かつての三冠馬ミスターシービーのような後方一気のまくり、みたいな感じでしょうか?興奮させられるほどの強さというのは素晴らしいです。

 それから同じようにエキサイティングだったのはスノーボードクロス。ショートトラック以上にこけるこける。あれだけ転倒が多いと、どれほど強い選手でも何が起きるかわからないし、弱くても上位に進出できてしまうところが面白かったです。特に女子決勝で優勝をほぼ手中にしながら観客にアピールするために「エア」を決めて転倒、金メダルを逃したリンゼイ・ジャコベリスには何と言っていいやら。「バカなことを」と言うのは簡単ですが、ああいうところでエアを決めるのがスノーボードの「文化」だとも思いますし一概に責める気にはなれません。肩を叩いて慰めてあげたい気分です。

 そしてショートトラックやスノーボードクロスと対極の面白さを感じさせてくれるのがカーリング。こちらも昔からその名は知られていましたが、「何だか掃除しているみたいな変な競技」というのが一般の認識だったと思います。しかし、今回はじっくりとゲームを中継してくれたお陰で、「氷上のチェス」と言われるこの競技の面白が広く伝わったのではないかと思います。

 戦略と心理戦、ひとつひとつ間を取り考えながら攻防していくところなど、「見るスポーツ」として日本人がいかにも好きそうです。また体格や筋力のハンデがないし、採点競技のような不明確さもないので、今後の強化次第では日本が強くなる可能性十分です。

 さらに今回の女子代表選手たちが好感の持てるルックスをしていて、爽やかに楽しそうに競技しているのも良い感じです。前半は調子が出ませんでしたが、後半追い上げてきたので、タイブレーク進出をかけて残るスイス戦はぜひ勝って欲しいと思います。


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