トリノ五輪における日本選手団はかなり悲惨な立ち上がりとなってしまいました。期待された女子モーグルは上村愛子の５位が最高。オリンピックに強いと言われる里谷は１５位と惨敗。さらにもっと期待されていた男子スノーボードハーフパイプに至っては４人全員がなんと予選落ち。国母和宏や成田童夢など「メダル確実」なんて前評判は何だったのかという惨状です。

　しかし一番ガックリしたのはジャンプノーマルヒルの原田雅彦の「失格」です。最初にニュースを聞いた時には「なんだそれ？」と耳を疑ってしまいました。単純に体重調整を怠って失格なんて、原田は何のためにトリノまで行ったのか、しかも若手を押しのけて代表選手になったのか。五輪５回目という３７才の大ベテランが。

　昨日「原田は何かやってくれるかも」と書きましたが、まさかこんなことをやってくれるとは思いもよりませんでした。何かをやらかすドラマ男原田の締めくくりは、とんだドジな結末になってしまいました。せめて今から行われるノーマルヒル決勝で葛西や岡部がこの日本選手団のイヤな流れを断ち切ってくれることを期待したいと思います。