幹事クリタのコーカイ日誌2006

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1月17日 ● 全豪オープンテニス始まる。

 今年最初のグランドスラム全豪オープンが始まりました。早速ヴィーナス・ウィリアムズやエレナ・ディメンティエバなど女子の有力選手が姿を消してしまいましたし、日本の杉山愛もはるか格下の選手に負けてしまいましたが、それだけ女子も今や力が拮抗してきているということでしょう。

 男子はロジャー・フェデラーの牙城を誰が崩すか、という一点に興味は尽きるのですが、第2シードのアンディ・ロディックも第3シードのレイトン・ヒューイットもフェデラーには全く歯が立たないので、よほどフェデラーの体調が悪くならない限りは優勝しちゃうのではないかと思います。

 それに比べて戦国時代の女子は群雄割拠で面白くなりそうです。第1シードのリンゼイ・ダベンポートも安定はしていますが、マリア・シャラポワ、キム・クリシュテルス、ジュスティーヌ・エナン・アーデン、セレナ・ウィリアムズといったグランドスラムタイトルを獲得したことのあるかつてのナンバー1選手たちの誰が勝ってもおかしくありませんし、昨年の最終戦を飾り「ガラスのハート」を返上したアメリー・モーレスモにもチャンスはあります。

 そして何より注目は遂にグランドスラムに帰ってきたマルティナ・ヒンギス。天才少女も今や25才ですが、昔から全豪オープンには滅法強く1997年〜1999年まで3年連続優勝、そして2000年〜2002年まで3年連続準優勝。ダブルスでも4回優勝をしている最高に相性の良い大会です。

 もちろん、復帰してすぐに今のチャンピオンたちを倒せるほど世の中甘くはないだろうと思いますが、それでもファンならそんな「奇跡」をヒンギスは見せてくれるのではないかと、ついつい期待してしまいます。

 初戦の相手はロシアの第30シードのベラ・ズボナレバ。決して楽な相手ではありません。しかもこれに勝っても3回戦で第5シードのマリー・ピアースに当たります。ただ、シード選手の中ではズボナレバは楽な方でしょうし、一桁シードの選手の中でもピアースは昔からよく戦っている相手だけにヒンギスもくみしやすいことでしょう。ドローとしては比較的悪くないところだけに、ヒンギスの復調具合がはかりやすいと思います。

 もし準々決勝で第2シードのクライシュテルスと対戦するようなところまで勝ち上がれれば、それは凄いことですし、今年のテニスシーンで今後最大の注目を集めることは間違いありません。全豪の後には東京にも来るということですから、ぜひ大活躍して来日して欲しいと願っています。


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