幹事クリタのコーカイ日誌2006

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1月16日 ● 『輪舞曲〜ロンド〜』第1回。

 今クールTBSが一番力を入れている『輪舞曲〜ロンド〜』の第1回を見ました。何と初回は2時間スペシャル!もう気合入りまくりです。主演は竹野内豊とチェ・ジウ。他にも次々と有名俳優が登場します。

 日韓共同作品ということで意識してそうしているのでしょうが、むしろ香港系無国籍ムービーっぽい映像や演出でした。もちろんそれはそれで方向性がはっきりしているし、それなりにお金もかかっていて完成度も高いので悪くはないのですが、果たして日曜劇場というファミリードラマ枠に、こんなハードで重いドラマがフィットしているのかどうかが心配です。TBSならこの手のドラマは木曜でしょう。

 竹野内とチェ・ジウは悪くありませんでした。もっともチェ・ジウがドラマの中では「絶世の美女」扱いされていましたが、僕にはどうも彼女は庶民的で地味な顔に思えるので、そのあたりの設定に納得できないものがありましたけどね。

 脇役では速水もこみちが杉浦直樹の息子役で出ていましたが、もう少し年上の重みのある役者の方が良いでしょう。政治家を目指すと言う野心的な二代目にしては若すぎ軽すぎです。タイゾー議員じゃあるまいし、せめて30代前半の俳優をあてて欲しかったですね。それに風吹ジュンと竹野内豊が母子なら、杉浦直樹と速水もこみちは祖父と孫でしょう。とても長男とは思えません。いくつの時の子だ?

 チェ・ジウの妹役のイ・ジョンヒョンは『美しき日々』でも妹役。これはちょっと工夫がなさすぎです。しかも『美しき日々』と性格が正反対な設定だけに、余計に違和感があります。とても重い心臓病を患っている心優しい妹には思えません。今にもお姉ちゃんに反発して家を飛び出しそうです。

 それと、番組挿入歌のRUIの『さよなら3』。これは流れた瞬間にもうオフコースの『さよなら』のパクリ?と思ってしまいました。韓国でやっているだけならともかく、日本であのサビ(「さよなら」を3回繰り返す)は誰だって同じ事を連想すると思います。どうして日本のスタッフはもう少し変えるように指示を出さなかったのでしょう?と言うか、作詞は松井五郎。なぜ?確信犯?このドラマで一番引っかかったところでした。

 力と金はかかっていますが、果たしてこの内容で元は取れるのか、というか、視聴率は取れるのか、ちょっと心配です。まあ2回目も一応見てみるつもりではありますが、裏番組が強力なバラエティ枠だけにいつまで見続けられることやら。


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