幹事クリタのコーカイ日誌2006 |
1月12日 ● 野球殿堂入り。 かつて中日ドラゴンズで活躍し監督も務めた「ミスター・ドラゴンズ」高木守道が野球殿堂入りしました。今の若い野球ファンは高木がどれほどすごい選手だったか残念ながら知らないと思います(こちら参照)。それはまあ世代の問題ですから仕方ないことですが、プロであるべき観戦記者も良く知らなかったとしたら、それはかなり問題ではないかと思います。 と言うのも、野球殿堂というのは記者投票によって決まるのですがこれまでにも「?」と思うような結果が何度もありました。在京球団出身者偏重、派手な活躍をした人気選手偏重で、高木のような地方球団に所属しタイトルにはあまり縁がない「いぶし銀」タイプの選手や、優勝経験のない監督は票が入らない傾向にあるからです。以前にもこういう記事が出ていたくらいです。 特に高木の場合は、タイトルと言っても盗塁王3回だけですし、監督としても1994年の「10.8決戦」で巨人に敗れてしまったために優勝経験がありません。中日一筋で関東にも関西にも出ていくことはなく星野仙一のような派手なパフォーマンスは皆無。本人もインタビューで答えていましたが、こういうタイプの人はいくら素晴らしい野球人だったとしても殿堂入りが難しいと思われていただけに、今回高木をはじめ、山田久志、門田博光というどちらかと言えば「マイナー」(もちろん実績は超メジャーですが)な人たちにスポットが当たったのは本当に良かったと思います。 もっとも、毎年毎年選出しているだけに、人気選手は大半が既に殿堂入りしてしまい、最近はパ・リーグ出身者を中心に順番が回ってきている感はありますから、今回がそれほど意外な結果でもないのかも知れませんが。 ところで実は僕は高木守道とは長年仕事で付き合いがあって、顔見知りです。今度会ったらちゃんとお祝いを言わなければなりません。きっと嬉しそうな顔をするんだろうなぁ。 |
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