元旦。我が家の近くのジャスコには、娘がご愛用のファンシーショップがあります。そこが初売りで福袋を販売するというチラシを見て、娘がぜひ一緒に行こうというので、眠い目をこすって早起きしてジャスコに行ってきました。

　開店は９時なのに８時５０分に着いたらすでに長蛇の列。何事かと思いながらとりあえず並んでみたら、どうやらそれは先着２００人に貰える干支の置物を狙っている人たちの列だそうで、ちょうど僕たちが２００人目あたりでした。もちろん「いらないから」とそそくさと列から離脱。改めて店の扉の前に張り付きます。

　開店と同時に目指すファンシーショップへ。５００円、１０００円、２０００円の３種類の福袋があり、娘は小遣いで買える５００円のアクセサリー福袋を早速入手します。他の福袋にも未練はたっぷりなのですが、先立つものがないので諦め顔。ま、正月だからと代わりに僕が１０００円の福袋を買ってやり、娘は２つの福袋を抱えて今度はエビス顔です。

　続いて僕が時々服を買うメンズショップへ。こちらには１万円の福袋がずらりと並んでいて、どれにしようかなと思って見ていたら、横に２万円の福袋がちょこんと置いてあります。何でもサイズ別に１つずつ用意した特別福袋だそうでＳ、Ｍ、Ｌ、ＬＬの限定４個。せっかく一番に行ったのですからこれも巡り会いかと思って、早速Ｌの福袋を購入してみました。

　これまでの人生で僕は福袋をほとんど買ったことがありませんでした。親から長年「あれは不要なものが詰め込んであるだけだ」と教育されてきたからですが、昨年あたりから試しに少し買ってみたら、意外と使えるものが入っているし、何より開けてみる楽しみが大きいので、すっかり「福袋好き」になってしまったのです。

　僕は大きな福袋を１個、娘は小と中の福袋を１つずつ持って我が家に凱旋。まだ年賀状も届いていない時間です。僕の２万円福袋を開けてみたら、中から出るわ出るわ何と１２点ものアイテムが出てきました。Ｔシャツ１枚、カットソー４枚、ボタンダウンシャツ１枚、カーディガン２枚、セーター２枚、レザーショートトレンチコート１枚、それにレザーのキャップ１点。定価の総額は軽くウン万円を超えることでしょう。ショートコートだけで４万円ですから。セール価格で半額の２万円としても、このコートを買ったら他におまけで１１点ものアイテムがついてきたと言う計算になりそうです。

　問題はこれらを本当に全部着るかどうかです。「要るか要らないか」と言われたら、「特になくても大丈夫」というものばかりです。強いて言えばカーディガンとＶネックのセーターは欲しかったので嬉しいですが、後はまああっても困らないかな、というレベル。ただ他のものも「絶対に着ない」というような服はなかったので良かったなと思っています。

　ちなみに娘の福袋ももちろん両方とも大入りでお宝ざっくざくでした。まあファンシーショップの商品なんてすぐにゴミになるよ、という気はしなくはないですけど、娘が正月に良い夢を見ているのだから良しとしましょう。