１２月８日が「真珠湾攻撃の日」か「ジョン・レノン暗殺の日」かは世代によって大きく変わる、というネタはかなり前からありましたが、最近では１２月２３日というと「天皇誕生日」と思うか「クリスマス・イブイブ」と連想するかも、かなり世代差があるのではないかと思いました。

　昭和天皇の誕生日である４月２９日は、毎年「ああ、今日は天皇誕生日か」という印象が強くありました。穏やかな季節でありゴールデンウィークの始まりの日でもあるので、ゆったりした気分で朝を迎え、テレビで見る国民に手を振る昭和天皇の姿も「平和な日本」を象徴しているようなイメージがあったものでした。

　ところが１２月２３日は忙しい年の瀬、しかもクリスマスイブの前日で、バタバタ働いているか、クリスマスに浮かれているかの両極端、祝日と言ってものんびりテレビを見ている暇もあまりありませんし、当然天皇のバースデーを思い出す雰囲気でもありません。

　昨日はたまたま雪で家にいるしかなかったので、久しぶりに天皇誕生日にコタツにもぐりこんでテレビを見ていて天皇の姿を確認しましたが、もし雪が降っていなかったらテニスに出かけているところでした。思い起こせばここ数年、ずっと１２月２３日は朝からテニス大会に参加していました。そりゃ天皇誕生日だと意識している余裕なんかなかったわけです。

　あと何年天皇誕生日がこの日に続くかわかりませんが、恐らくはずっとこうして印象の薄いままに過ぎていくことでしょう。その次は２月２３日でしたっけ？また寒い頃ですけど、年末よりは余裕もあるし、ちょうどしばらく祝日がない時期だけに悪くはありません。ところで４月２９日同様、１２月２３日もその後もずっと祝日として残していくのですかね？この日が休みだと年末の進行スケジュールが一層厳しくなって本当に忙しくて困るんですけど。